TITLE オプション

Open PL/I では、開くファイルのタイプを示すために使用できる非標準のさまざまな TITLE オプションがサポートされています。以下の種類があります。

-SAM [n]

-DAM [n]

-NOSIZE

-APPEND [n]

-DELABORT [n]

n は、長さが n バイトの固定長レコードがファイルに含まれていることを示す整数です。

これらのオプションは、次の例に示すように、TITLE オプションの作用対象でファイル名の直後に 1 つ以上の空白で区切って指定します。

TITLE('recfile.dat       -SAM 80')
TITLE('keyfile -DAM')

-SAM オプションおよび -APPEND オプションはストリーム ファイルで使用でき、その場合、長さは指定しても無視されます。ストリーム ファイルには -SAM は必要ありません。

-SAM [n] は、ファイルが連続ファイルであることを指定します。ファイルの作成時に n を指定した場合、長さが n の固定長レコードを使用してファイルが作成されます。n の最大値は、131,017 バイトです。ファイルの作成時に n を指定しなかった場合、ファイルに書き込まれるレコードは可変長となり、任意の長さにすることができます。OUTPUT 用にファイルを開く際に -SAM を使用すると、そのファイルがすでに存在する場合は、そのファイルが削除されて新しいファイルが作成されます。

-DAM [n] は、ファイルが相対レコードの入出力ファイルであることを指定します。ファイルの作成時に n を指定した場合、長さが n の固定長レコードを使用してファイルが作成されます。ファイルの作成時に n を指定しなかった場合、可変長レコードのファイルとしてファイルが作成されます。-NOSIZE も指定しなかった場合は、この長さ n には、各レコードの先頭に長さ情報のハーフワードとして追加される 2 バイトが含まれます。

-NOSIZE は、単独で使用することも、-DAM [n] と組み合わせて使用することもできます。このオプションは、長さのハーフワードが各レコードの先頭に含まれないことを指定します。-DAM [n] なしで -NOSIZE を使用した場合、-DAM が暗黙指定されます。

-APPEND [n] は、OUTPUT 用にファイルを開く際に使用すると、既存のファイルが置き換えられるのではなく、そのファイルにデータが追加されます。それ以外は、-SAM と同じ意味になります。

-DELABORT を使用すると、ファイルを閉じる際にそのファイルが削除されます。

OUTPUT 用にファイルを開く際に、いずれの TITLE オプションも指定せず、ファイル宣言に ENVIRONMENT 属性もない場合は、開く対象が DIRECT ファイルであれば -DAM を指定したと見なされ、開く対象が DIRECT ファイル以外であれば -SAM を指定したと見なされます。