コメント

Open PL/I プログラムの記述ではコメントが使用されます。コメントは、空白を配置できる場所であれば任意の場所に記述でき、空白と同等に扱われます。コメントは入れ子にすることはできません。コメントの一般的な形式は次のとおりです。

/*Comments open with a slash* and close with a *slash */

次に例を示します。

/*HERE IS A COMMENT*/
IF A<25 /* HERE IS ANOTHER ONE */ THEN
/*HERE IS AN /* ERRONEOUS */ COMMENT */

コメントは入れ子にすることはできないため、最後のコメントは無効です。その行の最初の * / までがコメントと見なされ、COMMENT */ はコードとして解釈されるため、コンパイラでエラー メッセージが生成されます。

リスティング ファイルでコメントが前の行から続く行については、それらの各行の行番号のフィールドにアスタリスク (*) が付けられます。これは、一部のテキストが誤ってコメントに含まれていないかを確認するのに便利です。

コメントは、プログラム テキストの複数の行にわたって記述できます。そのため、コメントに */ がないと、次の */ までのすべてのプログラム テキストがコメントの一部と見なされます。これにより、プログラムの一部がコンパイラで無視され、誤ったエラー メッセージが生成されることがあります。文字列定数またはビット文字列定数の最後にアポストロフィがない場合も同じ問題が発生します。