データ指示ストリーム入出力

データ指示ストリーム入出力は、リスト指示ストリーム入出力に似ています。ただし、データ指示ストリーム入出力では、データ値の実際の Open PL/I プログラムの名前が値とともにストリーム ファイルに含まれます。たとえば、プログラムに次の構造が含まれているとします。

DECLARE 1 STRUC,
            2 NUM(2) FIXED BIN(15) INIT(255,-432), 
            2 TEXT CHAR(4) INIT('abcd');

このデータを PUT DATA 文で出力すると、STRUC に対して出力される文字は次のようになります。

STRUC.NUM(1)     255  STRUC.NUM(2)=   -432 STRUC.TEXT='abcd' ;

上記のように、各データ値の前に、そのデータ値の PL/I プログラムの完全修飾名および添え字付き名が付けられます。値自体の形式は PUT LIST 文と同じですが、値が文字の場合は常に引用符で囲まれます。