方法 3

物理ディスク ファイル名は、UNIX シェル環境変数を使用して指定することができます。この方法は、方法 1 および 2 よりも優先されます。この方法では、同一アプリケーションのさまざまな呼び出しで使用される物理ディスク ファイルを容易に変えることができます。

環境変数の名前は、上述のいずれかの方法からの派生名に、MF_ または DD_ プレフィックスが付けられた値です。

dcl file data2 update; 
dcl file specs output; 

open file (data2); 
open file (specs) title('report');

次の環境変数を設定することで、

ファイル data2 の入出力操作は、/common/data にアクセスし、ファイル specs の入出力は /common/report にアクセスします。

OPEN 文に title オプションがあるため、ファイル変数「specs」の名前をオーバーライドするために MF_REPORT が使用されていることに注意してください。

上記の例では、名前が DD_DATA2 および DD_report の環境変数も許可されます。

注:

物理ファイルを次の特殊なファイル宣言に割り当てるには、対応する環境変数を使用する必要があります。

SYSIN DD_STDIN を使用
SYSPRINT DD_STDOUT を使用
SYSOUT DD_STDOUT を使用