CodeWatch の使用

CodeWatch は、Open PL/I プログラムでバグの特定に役立つ強力なソフトウェア開発ツールです。Open PL/I で使用できる CodeWatch には次の 2 つのバージョンがあります。

コマンド ライン インターフェイスのバージョンでは、キーボードからコマンドを対話的に入力できる従来の行指向のインターフェイスが提供されます。Windows インターフェイスでは、少なくとも 2 つのメイン ウィンドウ (コマンドを入力できるウィンドウとソース コードを表示できるウィンドウ) が提供されます。プルダウン メニューとダイアログを使用して CodeWatch コマンドにアクセスします。Windows インターフェイスは、X-Windows を実行するグラフィカル ワークステーション上で実行されます。

CodeWatch を使用すると、プログラム実行の制御によるブレークポイントの設定、発生している内容の監視、静的タイプのデータの調査、結果の評価を行うことができます。CodeWatch は、ソース言語で使用されるシンボルの観点から変数、サブルーチン、およびデータ型を追跡します。基本となるマシン言語またはアーキテクチャを考慮することなくこれらの項目を参照できます。CodeWatch を使用して、プログラムのソース テキストへのアクセス、プログラム エンティティの特定および参照、プログラムのアルゴリズムおよびロジックのエラーの検出を行うことができます。

注: デバッガーの制御の下でプログラムを実行する前に、-deb オプションを使用してプログラムをコンパイルする必要があります。(すべてのモジュールを -deb モードでコンパイルする必要はありませんが、少なくとも 1 つのモジュールをコンパイルする必要があります。CodeWatch は、-deb モードでコンパイルされたモジュールのみをデバッグします)。-deb オプションで実行すると、コンパイラにより、別のシンボル テーブル ファイル filename.stb が現在のディレクトリに生成されます。filename.stb には、ソース プログラムのシンボルおよびエンティティの参照および操作、ブレークポイント、トレースポイント、および監視ポイントの設定、プログラム実行の制御を行うためにデバッガーが使用するシンボリック情報が含まれています。

CodeWatch の詳細は、CodeWatch User's Guide を参照してください。