Open PL/I および Informix

Open PL/I は、ネイティブ C コンパイラの命名規則に従います。そのため、Open PL/I でコンパイルされたサブルーチンおよび関数を、C 言語インターフェイスをサポートするサード パーティ ライブラリや、その他の言語と組み合わせることが可能です。ただし、Open PL/I のランタイム ライブラリを、最終的に完成するスタンドアロン プログラムにリンクする必要があります。-cisam リンク オプションを使用することで、Informix 製 C-ISAM パッケージを、VSAM / 索引ファイルに対応できるようにすることができます。

Informix の C 言語用アプリケーション プログラミング インターフェイスは、すべてドキュメント化されています。通常は、Informix の指示に従って Informix と C を組み合わせてください。これは、Open PL/I でコンパイルされたモジュールを、C モジュールとして処理するだけです。

次に、Informix ライブラリを使用する Open PL/I プログラムをリンクするために使用するコマンドの例を示します。この例では、Open PL/I コンパイラおよび Informix モジュールは、Sun Solaris システム上で実行されています。Open PL/I モジュールの名前は「testobj1.o」および「testobj 2.o」です。Open PL/I コンパイラは /opt /pl1 にインストールされており、環境変数 $MFPLI_PRODUCT_DIR はこのディレクトリに設定されています。

ldpli testobj1.o testobj2.o -o testprogram 
/opt/informix/lib/esql/libsql.a
/opt/informix/lib/esql/libgen.a 
/opt/informix/lib/esql/libos.a
/usr/ucblib/libucb.a 
/opt/SUNWspro/SC3.0/lib/cg92/_fstd.o

Open PL/I および Informix ライブラリの名前と場所は、ご使用の Informix および Open PL/I のインストール固有のものになります。ここでは、一般的なインストールを例にしています。