呼び出されるプログラムで費やされる時間

プロファイリングを有効にしてコンパイルされた、呼び出される COBOL プログラム (プロファイル対象のプログラム) で費やされる時間をランタイム システムがどのように処理するかは、profile_behavior ランタイム調整可能変数によって異なります。プロファイルの対象にするプログラムまたはアプリケーションの実行時に、この調整可能変数を指定します。

profile_behavior ランタイム調整可能変数を 0 (デフォルト) に設定した場合、呼び出されるプロファイル対象のプログラムで費やされる時間は、呼び出されるプログラムと呼び出し側プログラムの両方に記録されます。

profile_behavior ランタイム調整可能変数を 1 に設定した場合、呼び出されるプロファイル対象のプログラムで費やされる時間は、呼び出されるプログラムにのみ記録されます。

例えば、プログラム prog_a がプログラム prog_c を呼び出し、prog_a がプロファイル対象の COBOL プログラムである場合、次のようになります。

prog_a が実際に prog_b を呼び出し、これによって prog_c が呼び出され、prog_b がプロファイル対象の COBOL プログラムではない場合、prog_b で費やされる時間は常に prog_a に記録されますが、prog_c で費やされる時間は上記に説明したように記録されます。