ルール ファイルの旧形式

2.3 より前のリリースの Enterprise Developer では、異なるルール ファイル形式が使用されていました。本トピックではそれについて詳細を説明します。

注: 新しいルール ファイル形式は条件およびカタログ レコード フィールドを指定する際の柔軟性がより高いため、Micro Focus は、新しいオーバーライド場所を定義する場合は、新しい形式を使用することを推奨しています。古いファイル形式は下位互換性のために現在もサポートされているため、既存の構成ファイルを変更する必要はありません。

そのファイル内の各ルールでは、カタログ レコードの開始位置からのオフセット、ルールと一致するデータセットを見つけるためにレコード内のそのオフセット位置で探す値、およびそれらのデータセットのファイルを作成するディレクトリが指定されます。

例えば、次のルールがあるとします。

OFFSET(n) VALUE (MYSTRING) SUBDIR (C:\MYDIR\MYSUBDIR)

このルールでは、カタログ レコードの位置 n に文字列 "MYSTRING" が含まれているすべてのファイルが、C:\MYDIR\MYSUBDIR に割り当てられます。カタログ構造は、コピーファイル mvscatlg.cpy で定義されています。mvscatlg.cpyこれは、 %ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Enterprise Developer\cpylib (Windows) または $COBDIR/cpylib(UNIX) にあります。

各ルールが 1 行のみを占有するようにし、すべてのキーワードを大文字にする必要があります。ルールはファイル内の表示順序で処理され、一致した最初のルールが使用されるため、そのデータセットのためにその他のルールは参照されません。