JCL 固有の環境変数

本トピックでは、JCL 環境の構成に関連する環境変数の一覧を示します。

変数 説明
CASRDO44_NEWSUB ブラウザーが実行されているローカル マシンに保存された JCL ファイルへのアクセスを可能にします。
CASRDO44_NEWSUB=Y|N
CASSPOOL_LOCK_RETRY_COUNT この環境変数を使用して、スプール モジュールでエラーが発生した場合にレコード ロックの取得を試行する回数を調整できます。デフォルト値は 20 です。
CASSPOOL_LOCK_RETRY_COUNT=num-retries
ES_ALLOC_EXPAND デフォルト値は Y で、割り当てパスを指定するために使用されている環境変数を展開します。この動作をオーバーライドする場合は、N に設定します。これにより、パスで使用される変数は展開されません。
ES_ALLOC_EXPAND=Y|N
ES_ALLOC_OVERRIDE 新規データ セットの作成場所を決定する規則が含まれているファイルの場所。これは JES およびバッチ ファイルにのみ適用され、CICS、IMS、または Web サービス ファイルには適用されません。
ES_ALLOC_OVERRIDE=rules-file
ES_CAT_RETRY_COUNT カタログ ファイルを開く最初の試行でエラーが発生した場合に行う再試行の回数を指定します。
ES_CAT_RETRY_COUNT=n

デフォルトは ES_CAT_RETRY_COUNT=0 です。

ES_CAT_RETRY_WAIT

カタログ ファイルを開く最初の試行でエラーが発生した場合に行う再試行の間隔 (秒) を指定します。

ES_CAT_RETRY_WAIT=n

デフォルトは ES_CAT_RETRY_WAIT=0 です。

ES_JESYSMSG_OUTPUT
システム メッセージ スプール ファイル (JESYSMSG) のステータスが、Out Hold ではなく Output に設定されます。
ES_JESYSMSG_OUTPUT=Y|N
ES_JESYSMSG_RESTRICTED ES_JESYSMSG_OUTPUT を使用してシステム メッセージ スプール ファイルのステータスを Output に設定する場合、ES_JESYSMSG_RESTRICTED を使用して、クラスに基づいてスプール ファイルを保持できます。
ES_JESYSMSG_RESTRICTED=class-name/number

複数のクラス名または数値を指定するには、それらを文字列として入力します。たとえば、クラス A、B、C、1、2、および 3 を指定する場合は、「ABC123」と入力します。

ES_JES_BYTES 指定されたアクション (ジョブのキャンセル、ジョブのキャンセルおよびメモリ内容のダンプ、または警告メッセージの発行) を行う前にジョブで出力する最大バイト数。
ES_JES_BYTES=num-bytes
ES_JES_CARDS 指定されたアクション (ジョブのキャンセル、ジョブのキャンセルおよびメモリ内容のダンプ、または警告メッセージの発行) を行う前にジョブで出力する最大カード数。
ES_JES_CARDS=num-cards
ES_JES_DISABLE_RESTART_FLUSH リージョンの再起動時にリージョンのジョブをアクティブ キューから完了キューに移動するかどうかを示します。
ES_JES_DISABLE_RESTART_FLUSH=Y|N
ES_JES_LEVEL デフォルトの JCL タイプを設定します。
ES_JES_LEVEL=JES2|JES3|VSE
ES_JES_LINES 指定されたアクション (ジョブのキャンセル、ジョブのキャンセルおよびメモリ内容のダンプ、または警告メッセージの発行) を行う前にジョブで出力する最大行数。
ES_JES_LINES=num-lines
ES_JES_OUTLIM ユーザー出口を呼び出し、グローバル制限を処理して、ジョブをキャンセルする前に、特定のデータ セットに出力する最大行数。
ES_JES_OUTLIM=num-lines
ES_JES_PAGES 指定されたアクション (ジョブのキャンセル、ジョブのキャンセルおよびメモリ内容のダンプ、または警告メッセージの発行) を行う前にジョブで出力する最大ページ数。
ES_JES_PAGES=num-pages
ES_JES_PARM_INIT_LOW Y に設定すると、JCL によって実行されるプログラムに渡されるパラメーター ストリングが LOW-VALUE に初期化されます。デフォルトは N で、この場合はスペースに初期化されます。
ES_JES_PARM_INIT_LOW=Y|N
ES_JES_RESTART JCL 再起動処理を有効にします。
ES_JES_RESTART=Y|N
ES_JES_SORT_SPOOL_BY casrdo41 のスプール レコードをソートするために最初に使用する列を指定します。
ES_JES_SORT_SPOOL_BY=JOBNAME|SUBDATE|JOBUSER
注: 他の値が指定されている場合、スプール レコードは JOBNUMBER (JOBID) に基づいてソートされます。
ES_JES_SPOOL_ORDER ESMAC を初めて開いたときのスプール リストの表示順序。
ES_JES_SPOOL_ORDER=1|any
1
スプール リストを降順で表示します。
any
1 以外の値を指定すると、スプール リストは昇順で表示されます。これはデフォルトの設定です。
ES_OPEN_CAT_ON_DEMAND 追加のカタログ (MFUSERCAT_NODE を使用して指定) をシステムの起動時に開くか必要な場合にのみ開くかを指定します。
ES_OPEN_CAT_ON_DEMAND=Y|N

デフォルトは N です。

ES_PL1_MFFH_JCL JCL データ定義にアクセスする Open PL/I プログラムを実行できるようにします。デフォルト値は N です。
ES_PL1_MFFH_JCL=Y|N
ES_PROG_PATH ES_PROG_PATH=Y を設定すると、JESYSMSG および SYSLOG のデータセットにプログラムのロード パスが表示されます。
注: これはネイティブのエンタープライズ サーバー リージョンにのみ適用されます。
ES_OLD_DYN_PDS 動的 PDS メンバーが JCL DD 文で指定されている場合の動作を指定します。 Y に設定すると、以前のデフォルトの動作が有効になり、JCL DD 文で指定されている場合に物理ファイルが作成されて PDS メンバーがカタログ化されます。N (デフォルト) に設定すると、JCL ユーティリティまたはユーザー プログラムを使用している場合にのみ物理ファイルが作成およびカタログ化されます。
ES_OLD_DYN_PDS=Y|N

デフォルトは N です。

ES_SAM_ESDS この変数が Y に設定されている場合、VSE で再利用可能な ESDS ファイルの OUTPUT を開いた際に、DLBL 文で DISP が指定されていなければファイルがリセットされます。
ES_SAM_ESDS=Y|N
ES_SSTM_CICS SSTM CICS 環境の初期化に使用される JCL の場所。
ES_SSTM_CICS=file-location
ES_SSTM_IMS SSTM IMS 環境の初期化に使用される JCL の場所。
ES_SSTM_IMS=file-location
ES_SSTM_JOB_FLUSH_ACTIVE この変数は、デフォルトでは N に設定されています。

Y に設定すると、リージョンのシャットダウン時に CICS SSTM ジョブがアクティブ キューから削除されます。

ES_SYSOUT_HOLD Sysout 保留クラス。
ES_SYSOUT_HOLD=???
ES_USR_DFLT_JES JES 認証用にログオンしているユーザーがいない場合にデフォルト ユーザーのオーバーライドを許可します。
ES_USR_DFLT_JES=Y|N???
JES_PRINT_SPOOL_MSG スプール データ セットの出力メッセージ (JES000029I) の処理を指定します。
JES_PRINT_SPOOL_MSG=CONSOLE|LOG|SILENT
CONSOLE
console.log ファイル (デフォルト)。
LOG
PRNT_SPL_MSG_YYYY_MM_DD.DAT という名前の特別なログ ファイル。「YYYY_MM_DD」は現在の日付です。このファイルはスプール ファイルと同じディレクトリにあり、毎日新しいファイルが生成されます。
SILENT
メッセージは出力されません。スプール データ セットの監査ログを生成しないため、このオプションを使用する際にはご注意ください。
注: この環境変数は、出力の負荷が高い用途、つまりコンソールへの出力メッセージがシステムのパフォーマンスに影響する用途向けに導入されています。
GDG_RESTART_UCC11_ONLY GDG 再起動情報を書き込む状況を指定します。
Y
ES_JES_RESTART=Y が設定され、MF_UCC11 が Y、YA、または M に設定されている場合のみ、GDG 再始動情報を書き込みます。これはデフォルトの設定です。
N
MF_UCC11=N が設定されているか MF_UCC11 が設定されていない場合も、GDG 再起動情報を書き込みます(ES_JES_RESTART=Y は設定されている必要があります)。
GDG_RESTART_UCC11_ONLY=Y|N
MFALLOC_PCFILE デフォルトの Y に設定されている場合、DCB パラメーターで DSORG=PS が提供されていると、カタログ化されたファイルが作成されます。
MFALLOC_PCFILE=Y|N
MF_ALIAS プログラム エイリアスを指定します。各セット (ペア) の長さは 16 文字です (プログラム名に 8 文字、エイリアスに 8 文字)。最大 10 個のペアを指定できます。このリストは最初に検索されるため、組み込みリストをオーバーライドする可能性があります。見つからない場合は、組み込みエイリアス テーブルが検索されます。

8 文字未満のエントリは、後続空白文字を付けて 8 文字の長さにする必要があります。

MF_ALIAS=program-name1 alias1
[program-name2 alias2]
...[program-name10 alias10]
MFCATMNTUE デフォルト名の MFCATMNTUE にコンパイルされていない場合、MFCATMNT ユーザー出口プログラムの名前を指定します。
MFCATMNTUE=program-name

デフォルト値は MFCATMNTUE です。

MF_CHARSET エンタープライズ サーバーで使用する文字セットを指定します。
MF_CHARSET=A|E|ASCII|EBCDIC

デフォルト値は ASCII です。

MF_DUPJOBS 同じ名前のジョブを実行できるようにします。
MF_DUPJOBS=Y|N

デフォルト値は N です。

MF_FALLTHRUCHECK GOBACK または STOP RUN の実行によってメイン COBOL プログラムが終了していることを MSS がチェックするように指定します。
MF_FALLTHRUCHECK=Y|N

デフォルト値は Y です。

MF_JESPWR_EXIT JES2 および VSE PWR 文をユーザー出口 MFJESPWR に渡すために使用されます。この環境変数が設定されている場合、JES2 または VSE PWR 文が検出されると、JCL 実行エンジンは出口プログラム MFJESPWR を呼び出します。JCL レコードの内容とジョブおよびジョブ ステップ情報を渡します。製品には、サンプルとして MFJESPWR.cbl が用意されています。
MF_JESPWR_EXIT= Y|N

デフォルト値は N です。

MF_JCL_AUDIT カタログ エントリが削除された際に、監査ログが監査情報を記録するように指定します。
MF_JCL_AUDIT=DLET|DLEJ|DLET,DLEJ
DLET
ESMAC/CAS ユーティリティがカタログ エントリを削除するたびに監査情報をログに記録します。
DLEJ
JCL ジョブ ステップがカタログ エントリを削除するたびに監査情報をログに記録します。
DLET,DLEJ
ESMAC/CAS ユーティリティまたは JCL ジョブ ステップのいずれかがカタログ エントリを削除するたびに監査情報をログに記録します。

デフォルト値は設定されていません。

MF_MFA 検索するデータ セット カタログを指定します。
MF_MFA=ALL|RJSE
  • ALL - 最初にローカル カタログでデータ セットを検索し、見つからない場合はメインフレームで検索します (デフォルト)。
  • RJSE - ローカル カタログでのみデータ セットを検索します。メインフレームは実行されません。
MF_MVSJOB
ジョブの開始および終了の番号を設定します。
MF_MVSJOB=<lower value>{-|+}<upper value>
詳細は次のとおりです。
<lower value>
ジョブの開始番号。0000001 などの 7 桁の数字が含まれます。
-
リージョンの初回起動時にのみ値を設定します。
+
リージョンが起動するたびに値を新しい値にリセットします。
<upper value>
ジョブ番号の上限値。9999999 などの 7 桁の数字が含まれます。
次に例を示します。
set MF_MVSJOB=0000010+0000100
これにより、ジョブ番号 10 から始まりジョブ番号 100 まで実行されるように値がリセットされます。上限に達すると、次のメッセージが表示されます。
All job numbers in the range 0000010:0000100 are in use
この時点で、スプールからいくつかのジョブを削除する必要があります。削除するには、スプール ハウスキーピング機能を使用します。

この環境変数を使用すると、ジョブ番号の上限を 7 桁にできます。上記の <upper value> が 99999 より大きい場合は、6 桁以上のジョブ番号のサポートが有効になります。設定できる最大値は 9999999 です。

ヒント: 5 桁のジョブ番号のサポートに戻すには、MF_MVSJOB=<low number>+<high number> を設定します。ここで、high number は 0099999 未満で、必ず + 記号を使用して下限値と上限値を区切るようにします。

この変数を使用して設定した値が有効でない場合は、デフォルト値の <0001000>{-|+}<0099999> が設定されます。

MF_NODD 割り当てられていないファイルをジョブ ステップが使用する場合に MSS が実行時に行うアクションを指定します。
MF_NODD=A|R
A
プログラムを異常終了させる。これはデフォルトの設定です。
R
ファイル ステータス 3/5 を返す。
MF_PCRENAME_LAX

MVS データ セットの名前を変更する際に、関連付けられた物理ファイルは通常、デフォルトの割り当てデータ セットの場所にある場合にのみ名前が変更されます。

MF_PCRENAME_LAX=Y|N|D
Y
カタログ化された名前が変更された場合に、他の場所にある物理ファイルの名前を変更できるようにします。
N
デフォルトの割り当てデータ セットの場所にある物理ファイルのみ、名前が変更されます。これはデフォルト値です。
D
新しいディレクトリ構造およびファイル名が作成されて、既存のファイルがその場所に移動されます。
MF_RCCF リモート ジョブ ステップ実行 (Remote Job Step Execution; RJSE) を有効にします。
MF_RCCF=DELETEJOB|KEEPJOB
MF_SMS SMS データ クラスのサポートを有効にします。SMS は IBM の Storage Management Subsystem です。MSS は、SMS データ クラスのエミュレーションのみを提供します。DATACLAS サポートを有効にするには、MFUSERCAT_NODE=SYSMFE1 の設定に加えて、この変数を ON に設定する必要があります。
MF_SMS=ON|OFF

デフォルト値は OFF です。

MF_SPOOL_HK_TESTDATE スプール ハウスキーピングの標準の日付をオーバーライドします。
MF_SPOOL_HK_TESTDATE=YYYYMMDD
MF_UCC11
注: この環境変数は、JCL RESTART パラメーターとは独立して機能します。
UCC11 (データ セット ディスポジション処理に影響するメインフレームへのサード パーティ製アドオン) のエミュレーションを有効にします。
MF_UCC11=Y|YA|M|N
Y
ジョブを DISP=(NEW,CATLG) で再起動すると、データ セットがすでにカタログ化されていてもジョブは失敗しません。
YA
ジョブを DISP=(NEW,CATLG) で実行すると、データ セットがすでにカタログ化されていてもジョブは失敗しません。
M
ジョブを再起動すると、カタログ化されたデータ セットには、NEW ではなく MOD の初期ディスポジションがあると見なされます。その結果、新しいデータが既存のデータ セットに追加されます。
N
JCL ジョブの再起動機能が無効になっています。これはデフォルト値です。
MF_UCC11_DYNCLEAN UCC11 のエミュレーションが有効な場合 (MF_UCC11=Y または YA) にこの環境変数を設定すると、(SVC99 を使用するなどして) 動的に割り当てられたデータセットをジョブの再起動時に削除するかどうかを制御できます。
MF_UCC11_DYNCLEAN=Y|N
Y
デフォルトです。ジョブが再起動されると、動的に割り当てられたデータセットがすべて削除されて置き換えられます。
N
動的に割り当てられたデータセットがジョブの再起動時に削除されなくなります。
MF_USESCA7 MSS が CA7 Scheduler 制御文をエラーとして診断するのではなくコメントとして受け入れるように指定します。CA7 Scheduler 制御文は、列 1 の # で始まります。
MF_USESCA7=ON|OFF

デフォルト値は OFF です。

MFJ_ALL_STEP_CHECK

この製品のデフォルトの動作では、再起動ステップより前のステップの COND CODE はチェックされません。つまり、再起動ステップの後に、再起動ステップの前のステップを参照する条件を持つステップが実行される可能性があります。Micro Focus では、ジョブを再起動する前に動作を確認してテストすることをお勧めしています。

この変数を Y に設定すると、再起動ステップの後に、再起動前のステップを参照する条件を持つステップが実行されません。

MFJ_ALL_STEP_CHECK=N|Y
MFJ_REPRO_EMPTY IDCAMS REPRO アクションが元の VSAM ファイルからコピーする機能を有効または無効にします。
MFJ_REPRO_EMPTY=Y|N

Y に設定すると、結果ファイルは空になります。

デフォルト値は N で、コピー機能を試すと JCLAM0150S エラーが発生します。

MFJSENGINE

MFJSORT ユーティリティがエミュレートするソート エンジンを指定します。

MFJSENGINE=DFSORT|SYNCSORT

デフォルト値は DFSORT です。

MFJ_INPUTDS_ERROR N に設定すると、IEBDG、IEBGENER、IEBCOMPR、および DFSORT エミュレーションと ICETOOL エミュレーションは、欠落している入力ファイルを存在はしているが中身は空のファイルと見なして処理します。
MFJ_INPUTDS_ERROR=Y|N

デフォルト値は Y です。

MFJ_STRICT_CASE Y に設定すると、MVSCATIO は、カタログ API、および MFCATXML や MVSPCRN などの他のユーティリティから渡される物理ファイル名について、大文字と小文字を維持します。N に設定すると、すべての物理ファイル名が大文字に変換されます。
MFJ_STRICT_CASE=Y|N

デフォルトは N です。

MFJFAXIT ファイル アクション通知を有効にするユーザー出口プログラムを指定します。このユーザー出口は、JCL ファイルが OUTPUT、IO、または EXTEND で開かれるたびに、あるいは JCL エンジンによってコピーまたは名前変更されたときに JCL エンジンによって呼び出されます。詳細については、「ファイル アクション通知のユーザー出口」を参照してください。

サンプルのユーザー出口プログラム (MFJFAXIT.cbl) が製品に付属しており、これは、製品のインストール ディレクトリ内の src\enterpriseserver\exits サブディレクトリにあります。

MFJFAXIT=<path-and-file-name-of-exit>
MFREXX_CHARSET 16 進文字列を使用する際、または文字列の比較を実施する際に、REXX エンジンが使用する文字セットを指定します。
MFREXX_CHARSET=A|E
A
ASCII。これはデフォルト値です。
E
EBCDIC。
MFREXX_CONCAT REXX のデフォルト (「||」) に加えて、CONCAT 演算子に使用する 1 つ以上の文字を指定します。
MFREXX_CONCAT=char-spec

各演算子を表す 1 つまたは複数の文字。指定した各文字は、デフォルトの演算子に加えて使用されます。各追加文字は、一重引用符または二重引用符で囲んで定義するか、16 進法で定義する必要があります。複数の文字は、スペースまたはカンマで区切ります。

英文字または数字の指定など、追加文字の指定に誤りがあると、この環境変数は無視されます。

MFREXX_LSEQ_RECSIZE_MAX ゼロのレコード長でカタログ化されている行順編成ファイルの読み取り/書き込み時の REXX EXECIO コマンドに対するレコード長を指定します。
MFREXX_LSEQ_RECSIZE_MAX=rec-length
rec-length
使用するレコード長。指定できる最小値は 255 です。無効な値や 255 未満の値を指定すると、デフォルト値 (255) が使用されます。
MFREXX_NOT REXX のデフォルト (「¬」) に加えて、NOT 演算子に使用する 1 つ以上の文字を指定します。
MFREXX_NOT=char-spec
char-spec
各演算子を表す 1 つまたは複数の文字。指定した各文字は、デフォルトの演算子に加えて使用されます。各追加文字は、一重引用符または二重引用符で囲んで定義するか、16 進法で定義する必要があります。複数の文字は、スペースまたはカンマで区切ります。
英文字または数字の指定など、追加文字の指定に誤りがあると、この環境変数は無視されます。
MFREXX_OR REXX のデフォルト (「|」) に加えて、OR 演算子に使用する 1 つまたは複数の文字を指定します。
MFREXX_OR=char-spec
char-spec
各演算子を表す 1 つまたは複数の文字。指定した各文字は、デフォルトの演算子に加えて使用されます。各追加文字は、一重引用符または二重引用符で囲んで定義するか、16 進法で定義する必要があります。複数の文字は、スペースまたはカンマで区切ります。
英文字または数字の指定など、追加文字の指定に誤りがあると、この環境変数は無視されます。
MFSYSCAT JES システム カタログの場所。
MFSYSCAT=cat-file
cat-file
使用するシステム カタログ ファイルの完全修飾の場所および名前。
データベースでホストされるシステム カタログの場合は、完全な SQL URL を指定する必要があります (例:sql://localhost/JCLTEST/catalog.dat?folder=/JCLDEMO)。
データベースでホストされるシステム カタログを指定する場合の完全な表記の詳細については、「dbfhdeploy コマンド ライン ユーティリティ」の「data」カテゴリを参照してください。
MFUSERCAT_BASE_LOC MFUSERCAT_LOC 内のエントリで、フル パスおよびファイル名ではなく、ユーザー カタログのファイル名のみが指定されている場合は、この環境変数を使用して、これらのカタログの場所を指定します。
MFUSERCAT_BASE_LOC=C:\User\catalogs
複数のユーザー カタログ ファイルが同じ場所 (C:\USERCATALOGS$$MYFILESHARE など) にある場合は、この環境変数にその場所を含めます。こうすると、MFUSERCAT_LOC でカタログのファイル名を指定するだけで済みます。
MFUSERCAT_LOC MFUSERCAT_NODE で設定されているノードの場所。複数指定する場合は、セミコロンで区切ります。
MFUSERCAT_LOC=file-location(s)

デフォルトでは設定されていません。

MFUSERCAT_NODE 追加の SMS カタログ、SPOOL カタログ、およびユーザー カタログを設定します。SMS エンティティ DATACLAS および MGMTCLAS のサポートを有効にするには、MF_SMS=ON の設定に加えて、この変数を設定する必要があります。
MFUSERCAT_NODE=node

デフォルトでは設定されていません。

SSTM_WC_REFRESH SYSOUT または SYSPRINT で SSTM ジョブの書き込みカウントを更新する頻度を指定します。1 から 65535 の値を設定して、カウントを更新する書き込み数を指定できます。値 0 (ゼロ) は、ファイルが閉じられたときにのみカウントを更新することを示します。1 より小さい他の値はデフォルトで 0 になり、65535 より大きい値はデフォルトで 65535 になります。
SSTM_WC_REFRESH=write-count
VSE_STARTUP_CFG VSE JCL 構成ファイルの場所。
VSE_STARTUP_CFG=config-file
config-file
使用する構成ファイルの完全修飾の場所および名前。