更新通知要求の作成

管理更新通知は、ESF APIUPDATE 形式を使用します。

更新通知要求の必須パラメーターは有効な ACEE へのポインター (VERIFY 要求で返される) のみです。つまり、更新通知では、有効なユーザー資格情報のセットが必要です。これにより更新通知をユーザー情報に基づいて監査することができ、将来的には、これを更新通知機能のアクセス制限にも使用できます。

更新通知要求には更新内容を示す追加情報を含めることができます。この情報を設定することにより、ESF および ESM Module が破棄するキャッシュ内の情報量を減らしたり、ESM Module がその他の内部状態 (グループ メンバーシップに関する情報など) を更新する際の追加作業を減らしたりできます。

この追加情報を設定しないとパフォーマンスに影響することがありますが、パフォーマンス低下が顕著に現れるのは比較的高負荷のシステムのみであると考えられます。

このオプションのフィールドには、次が含まれます。

ユーザーのプライマリ グループが変更された場合、通常これはユーザー更新となります。ESM によっては、補助的なグループ メンバーシップがユーザーの定義の一部として、またはグループの定義の一部として保存されることがあります。ユーザーの補助グループ情報への変更は、MLDAP ESM Module に対して saf78_TYPE_UPDATE_GROUP更新要求で通知される必要があります。

また、要求ブロック内の ESM Index をゼロ以外の値に設定し、指定した ESM Module で更新通知を受け取ることを指定することもできます。(ESM Module には、MFDS のセキュリティ構成に表示される順序で 1 から順に番号が振られます。)パフォーマンスに問題がなければ、この設定を 0 のままにし、すべての ESM Module が通知を受信できるようにし、ESM Module に古いデータが残らないようにすることをお勧めします。