制御変数の指定

以下のように、Enterprise Server Administration 内から JCL 対応エンタープライズ サーバーの MFFTP の制御変数を設定できます。

  1. Enterprise Server Administration を起動します。
  2. お使いのサーバーの行で [Edit] をクリックします。
  3. [General] ページで、[Configuration Information] フィールドに以下のとおり入力します。
    [ES-Environment]
    MFFTP_var-name=var-value
  4. [OK] をクリックします。

必要な制御変数を含む FTP.DATA というカタログ化されたデータセットを作成できます。「MFFTP の実行」に例が用意されています。

オプションの ENVVAR DD 文を使用して、制御変数値を指定できます。MFFTP を実行する JCL STEP でこれを追加できます。これは、「MFFTP の実行」に示す例と同様、物理データセットまたはインストリーム データにできます。この方法の利点は、値が現在の実行にのみ影響し、Enterprise Server Administration 内のあらゆる値セットをオーバーライドする点です。

たとえば、Enterprise Server Administration で MFFTP_KEEP を「N」に設定しているとします。問題の診断にファイルが必要な場合、JCL ステップで以下の DD エントリを追加すればファイルを保持できます。
//ENVVAR   DD *
MFFTP_KEEP=Y