PLIOVER サブルーチン

目的

あるアドレスから別のアドレスに n バイトを移動します。その際、移動元と移動先が重複していても補正されます。xy の記憶域の重複が許容される点を除き、PLIOVER の使用法は PLIMOVE と同じです。

構文

CALL PLIOVER(x, y, z);

パラメーター

x および y は、POINTER または OFFSET として宣言された式です。OFFSET の場合は、AREA 属性を使用して x または y を宣言する必要があります。

z は、FIXED BINARY(31,0) に変換される式です。

説明

PLIOVER 組み込みサブルーチンは、変換や、埋め込み、切り詰めなしに、場所 y から場所 xz 記憶単位 (バイト) だけ移動します。PLIMOVE 組み込みサブルーチンとは異なり、場所 xy の記憶域の重複が許容されます。PLIFILL、PLIMOVE、および PLIOVER 組み込みサブルーチンは、バッファーの管理にも役立ちます。

foo: proc() options(main);

DCL PLIOVER builtin;

DCL mystring char(10) init('BBBBBAAAAA');

CALL PLIMOVE(addr(mystring), addr(mystring)+ 5, 5);
    
PUT DATA(mystring);

end;

制約事項

なし。