リージョン データベースの作成

一部の RDBMS ではデータベースの作成に時間がかかることがあるため、Micro Focus では、PAC を起動する前にリージョン データベースを作成しておくことをお勧めします。

  1. Windows デスクトップから、[Start > Micro Focus Enterprise Developer > Enterprise Developer Command Prompt (64-bit)] をクリックします。
  2. コマンド プロンプトで、次のように入力します。
    dbfhadmin -script -type:region -provider:pg -name:MYPAC -file:create_region_db.sql

    リージョン データベースを作成するための PostgreSQL 文を含むファイルが作成されます。

  3. コマンド プロンプトで、次のように入力します。
    dbfhadmin -createdb -provider:pg -type:region -name:MYPAC -file:create_region_db.sql -user:postgres
注: PostgreSQL サーバーが実行されていること、および psql PostgreSQL ユーティリティを含むフォルダーが PATH 環境変数に追加されていることを確認してください。これは、通常は C:\Program Files\PostgreSQL\10\bin にあります。

dbfhadmin -createdb -provider:pg -user:postgres ... コマンドを使用する際は、パスワード ファイルで postgress ユーザーのエントリが作成されていることが前提になります。パスワード ファイルは、Windows では %APPDATA%\postgresql\pgpass.conf、Linux ではユーザーの home ディレクトリの .pgpass です。Linux では、PostgreSQL で PGPASSFILE 環境変数を使用したパスワード ファイルの場所の指定もサポートされます。詳細については、「PostgreSQL でのリージョン データベースおよびリージョン間データベースの構成」を参照してください。

パスワード ファイルの形式は次のとおりです。

#hostname:port:database:username:password
      localhost:5432:postgres:mfdbfh:MfdbfhAdmin1!