JCL ジョブを Enterprise Server にサブミットして起動するには、適切なパラメーターを使用して CASSUB コマンドを実行します。ただし、JCL ジョブの構文にエラーが含まれていない場合、CASSUB は、意図的に Enterprise Server へのジョブの正しいサブミットに関する通知だけを提供します。また、CASSUB は、戻りコードで終了して、標準出力 (STDOUT) にのみ出力することもできます。
Enterprise Server でイニシエーターを使用できない場合、ジョブが実行されることはありません。イニシエーターが使用可能な場合でも、ジョブは、JCL エラー (データ セットが見つからないなど) やプログラム ステップ実行でのユーザー (USR)、SYS、または RTS エラーで失敗する可能性があります。
ジョブが正常に終了するかどうかにかかわらず、スケジューラを使用して Enterprise Server/JCL ジョブ実行のサブミットおよび制御を行う場合、ジョブ実行と Enterprise Server との間での通信またはフィードバックを提供するメカニズムはありません。Enterprise Server を使用して、JCL ジョブをサブミットし、そのアクティビティを監視することはできますが、これには手動操作が必要です。
Micro Focus Batch Scheduler Integration (MFBSI) は、この機能を提供し、Enterprise Server における JCL ジョブ実行とスケジューラとの間でのサブミット、実行、および通信を可能にします。