Fileshare トレース

この機能は、トランザクション ファイル ハンドラー テクノロジの専門的なトレースを提供します。

Fileshare は、VSAM およびその他の Micro Focus COBOL ファイル用のトランザクション ファイル ハンドラーです。Fileshare トレースは、Fileshare を使用するように構成している場合にのみ必要になります。

スタンドアロンの Fileshare の場合、トレースを有効にするには、/tr f (Windows) または -tr f (UNIX) オプションを指定して Fileshare サーバーを起動します。このオプションを指定すると、トレース情報がコンソール ウィンドウと Fileshare ディレクトリの fsscreen.lst というファイルに書き込まれます(Fileshare をサービスとして起動している場合は、.lst ファイルにのみ書き込まれます)。

Fileshare の実行中にトレースのオン/オフを切り替えることもできます。Fileshare コンソール ウィンドウにアクセスできる場合は、F2 を押すとオン/オフが切り替わります。Fileshare の管理権限がある場合は、FSVIEW にログオンして trace toggle コマンドを実行します。

トレースのオン/オフを切り替えたときにトレース情報が記録される場所は、Fileshare の起動方法によって異なります。上記のオプションを指定して起動した場合は、コンソール ウィンドウと fsscreen.lst の両方にトレース情報が記録されます (上記のようにサービスとして起動した場合は除く)。トレース オプションを指定せずに Fileshare を起動した場合は、コンソール ウィンドウにのみトレース情報が記録され、サービスとして起動した場合は、fsscreen.lst にのみトレース情報が記録されます。

Micro Focus では、Fileshare サーバーを起動する前に既存の fsscreen.lst ファイルを削除することをお勧めします。削除しない場合、新しいトレース出力が既存のファイルに連結されるため、問題を診断する際に混乱が生じる可能性があります。

一般に、Fileshare トレースはパフォーマンスへの影響が大きいため、テスト中に必要な状況でのみ使用するようにしてください。