共有記述子

デフォルトでは、各アプリケーションにはソケット記述子のプライベート コレクションがあります。アプリケーションは、SOCKET のように記述子を返す関数の最初の呼び出し時に、ソケット番号「0」を受け取ります。

share-settingYes または 1 に設定されている場合、リージョン内のすべてのアプリケーションは、記述子の共通セットを代わりに取得します。つまり、アプリケーションは GIVESOCKET または TAKESOCKET 呼び出しを使用しなくとも、ソケットを共有できます。これは、メインフレーム CICS リージョンでの動作をエミュレートします。ただし、JCL で稼働するアプリケーションの動作はエミュレートしません。

注: このオプションを有効化するには、ソケット使用の終了時にアプリケーションが明示的にすべてのソケットを閉じる必要があります。ソケットは TERMAPI またはアプリケーションの終了時に暗黙的に閉じられません。

構文:

share descriptors=share-setting

パラメーター:

share-setting
値は、次のいずれかになります。
1 または Yes
リージョン内のすべてのアプリケーションが共通の記述子のセットを持つように構成します。
なし
デフォルトの設定です。

プロパティ:

デフォルト: なし