RRSAF に使用する DSNRLI 機能

DSNRLI は、通常、SQL プロセスの一部として使用され、SQL 呼び出しに接続し、開いて実行し、変更をコミットまたはロールバックし、終了して接続を切断します。

指定した機能パラメーターは、すべて読み込まれ保存されます。ただし、使用されるパラメーターは XA リソース ラベルと同じサブシステム名のみです。各機能のパラメーターの詳細と例については、IBM のドキュメントを参照してください。 https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/en/SSEPEK_12.0.0/apsg/src/tpc/db2z_rrsafconnectionfunctions.html.

次の表に、RRSAF とのインターフェイスに使用可能な DSNRLI 機能を示します。

機能 説明
IDENTIFY XA リソースの接続を初期化します。
SIGNON 接続用の 1 次認証 ID を確定し、さらに 1 つまたは複数の 2 次認証 ID も確定できます。
CREATE THREAD アプリケーションが SQL または IFI 要求を発行するために必要な XA リソースを割り当てます。アプリケーションが SQL 文または IFI 要求を実行するには、前もってこの機能を完全に実行する必要があります。
SWITCH TO RRSAF、SQL、または IFI 要求を指定された XA リソースのサブシステムに転送します。SWITCH TO 機能を使用して、1 つのタスクから複数の XA リソース サブシステムへの接続を確立します。

さらに DSNRLI は、SWITCH TO 機能を使用して異なるサブシステムに切り替える機能もあります。メインフレームでは、この機能は、後に続く SQL 呼び出しを ssnm パラメーターにより指定されたサブシステムに転送します。この SWITCH TO に続けて IDENTIFY、SIGNON、REATE THREAD を使用することで、別の XA リソースを関連付けて開くことができます。これにより、以降に続く SQL がそのリソースに転送されるのを回避できます。この指示は既存の SQL 機能によって行われます。SWITCH TO は DSNRLI に、次の呼び出しがどのリソースに適用されるかを指示します。

TERMINATE THREAD プランに関連付けられており以前 CREATE THREAD によりアプリケーションに割り当てられていた XA リソースの割り当てを解除します。これにより、CREATE THREAD を使用して同じ接続で別のプランを割り当てることができます。
TERMINATE IDENTIFY XA リソースの接続を終了します。TERMINATE IDENTIFY 機能の呼び出しは省略できます。この呼び出しを省略する場合、DSNRLI はタスクの終了時に同じ機能を実行します。
SRRCMIT (CPIC) 現在の論理的な作業単位で、すべての変更を永続的な (またはコミットされた) 変更にします。コミットの操作が正常に完了すると、その論理的な作業単位に関連付けられたすべての保護されているリソースへの変更が永続的になり、保護されているリソースの他のユーザーが更新を行えるようになります。
SRRBACK (CPIC) 論理的な作業単位での保護されているリソースを、以前の同期ポイントでのそれぞれの状態に戻すために使用します。バックアウト操作を要求すると、最後の同期ポイント以降に保護されているリソースに加えたすべての変更が破棄されます。