アナライザー プログラム

アナライザー プログラムは TCPIPSERVICE 定義に関連付けられます。これらのプログラムは、選択された HTTP 要求を解釈し、通常は URIMAP によって実行される処理、監視、および監査の操作の一部を引き継ぎます。

アナライザー プログラムは CICS Web サポートのそれぞれの TCPIPSERVICE 定義で使用する必要があり、TCPIPSERVICE 定義ごとに異なるアナライザー プログラムを指定できます。

アナライザー プログラムの使用は URIMAP 定義の [Analyzer] フィールドで指定され、URIMAP の [Convertor]、[Transaction]、[User Id]、[Program] の各オプションをオーバーライドできます。

重要:
  • アナライザー プログラムは、文字セットとして ASCII を指定してコンパイルされている場合にのみ使用できます。
  • アナライザー プログラムは、CICS が HTTP サーバーである場合にのみ呼び出すことができます。CICS が HTTP クライアントとして Web サービスを処理している場合は使用できません。

デフォルトのアナライザー

URIMAP が定義されていない場合や URIMAP 定義の [Analyzer] フィールドに値が入力されていない場合は、[Protocol] が「HTTP」に設定された TCPIPSERVICE 定義に対するデフォルトのアナライザー プログラムとして DFHWBAAX が使用されます。

DFHWBAAX は、URIMAP 定義があるかどうかをテストし、その結果に応じて次のいずれかを実行します。

  • URIMAP 定義が見つかった場合は、URIMAP 定義の [Transaction] (エイリアス トランザクション)、[Converter] (コンバーター プログラム)、および [Program] (アプリケーション プログラム) の設定を自動的に受け入れて、それらを以降の処理に使用します。
  • 一致する URIMAP 定義が見つからなかった場合は、Web エラー アプリケーション プログラム DFHWBERX に制御を渡してエラー応答を生成します。これを行うには、wbra_server_program 出力パラメーターを使用して、DFHWBERX を要求を処理するアプリケーション プログラムとして構成する必要があります。

DFHWBAAX および TCPIPSERVICE アナライザー プログラムの使用方法の詳細については、IBM の CICS Transaction Server のドキュメントを参照してください。