はじめに

MVS アプリケーションの重要な部分は、そのアプリケーションの実行を制御する JCL ジョブストリームです。MSS は、PC または UNIX ワークステーションでのバッチ JCL ジョブストリームの使用をサポートする機能を備えています。Enterprise Developer では、次のことを実行できます。
  • 新しいジョブストリームを作成する
  • ジョブストリームをスキャンして構文エラーおよび依存性を調べる
  • エンタープライズ サーバーで実行するジョブストリームをサブミットし、スプール出力ファイルを表示する
JCL サポートの主目的は、MSS での操作をメインフレームで行われる操作とできるだけ同様になるように維持することです。したがって、MSS では次の操作を行うことができます。
  • データが PC または UNIX ワークステーション上のファイルに保存されていても、メインフレーム データ セット名をジョブストリームで使用する
  • ジョブストリームを、それらがメインフレームで実行されているかのように処理する
  • SYSOUT リスティングやジョブストリームによって生成された他の印刷出力を表示および処理する

  • 数多くのメインフレーム バッチ ユーティリティの機能を使用する
MSS で JCL サポートを使い始める前に、次のトピックについて理解を深める必要があります。
  • JCL ジョブストリーム
  • データ セット
  • アプリケーション プログラム