UNIX:Azure のデータストア データ ソースの作成

注: 接続文字列を使用して Azure データベースに接続すること、つまりデータベース構成ファイル内で connect 属性を使用することをお勧めします。この方法については、後の手順 (「Azure のデータストアの構成ファイルの更新」) で説明します。

接続文字列を使用する代わりに、ODBC データ ソースを作成してデータストア データベースにアクセスする場合は、次の手順を使用します。

ODBC データ ソースの構成に使用できるドライバー マネージャーはいくつかあります。ここでは unixODBC を使用します。別のドライバー マネージャーを使用している場合は、そのベンダーの手順に従ってデータ ソースを作成してください。

  1. odbcinst -j コマンドを実行し、ドライバー構成ファイル (odbcinst.ini) およびユーザー データ ソース構成ファイル (.odbc.ini) の場所を書き留めます。
  2. odbcinst.ini 構成ファイルを開いて、次のような内容が含まれていることを確認します

    (実際の内容は、実行している Azure のバージョンによって異なります)。

    [ODBC Driver 17 for SQL Server]
    Description=Microsoft ODBC Driver 17 for SQL Server
    Driver=/opt/microsoft/msodbcsql17/lib64/libmsodbcsql-17.2.so.0.1
    UsageCount=1
  3. .odbc.ini 構成ファイルを開いて、必須データ ソースのエントリを追加します。
    [<datasource-name>]
    Driver = <driver-name>
    Server = <server-name>
    Database = master
    詳細は次のとおりです。
    • <datasource-name> - データ ソースの名前。
    • <driver-name> - .odbcinst.ini ファイルで構成されているドライバーの名前。上の例では ODBC Driver 17 for SQL Server になります。
    • <server-name> - データベース インスタンスが存在するサーバーの名前。
    • master - Azure のプライマリ構成データベースの名前。
  4. 必要なデータストアのそれぞれについて、新しいデータ ソース エントリを追加します。
    [<datasource-name>]
    Driver = <driver-name>
    Server = <server-name>
    Database = MicroFocus$SEE$Files$<datastore-name>
    詳細は次のとおりです。
    • <datastore-name> - 作成するデータストアの名前。
  5. .odbc.ini 構成ファイルを保存します。

.odbc.ini ファイルの例

次の .odbc.ini 構成ファイルには、2 つのデータストアを含むローカル MSSQL データベース インスタンスのデータ ソースが含まれています。master データベースの必須データ ソースも含まれています。

[AZ.MASTER]
Driver = ODBC Driver 17 for SQL Server
Server = localhost
Database = master

[AZ.VSAM]
Driver = ODBC Driver 17 for SQL Server
Server = localhost
Database = MicroFocus$SEE$Files$VSAM

[AZ.SEQFILES]
Driver = ODBC Driver 17 for SQL Server
Server = localhost
Database = MicroFocus$SEE$Files$SEQ
次に、MFDBFH 構成ファイルを作成または編集して、各データストアおよび必須データベースのデータ ソース エントリを含める必要があります。