一時記憶域キューを自動的にクリーンアップするには

Enterprise Developer 5.0 PU4 以降では、CICS TSMODEL の指定で、その TSMODEL の PREFIX と一致する TS キューに適用される EXPIRYINTMIN の値を指定できます。

TS キューの作成時、PREFIX が TS キュー名と一致する TSMODEL が見つかると、EXPIRYINTMIN の値がキューに適用されます。

TSQ クリーンアップ トランザクション CTSC がまだ実行されていない場合は開始され、SEP が一時 SEP となり、それに代わる別の SEP が開始されます。

注: CTSC の定義を取得するには、リソース定義ファイルのアップグレードが必要になります。これを行うには、次のコマンドを発行します。
caspcupg /dp={resource-definition-path}

CTSC では、10 分ごと、または前回のスキャンで検出された最小有効期間の 10% が 10 分よりも長い場合はその時間 (最大 60 分の制限あり) ごとに TSQ をスキャンします。

CTSC トランザクションは、有効期間がある TSQ が検出されなければ終了し、有効期間がある別の TSQ が書き込まれると再開されます。

復元可能なキューおよび 'DF'、'$$'、'**'、または x'FA' から x'FF' で始まるキューは無視されるため、有効期間が適用されていても削除されません。

CTSC が異常終了した場合は、有効期間があるキューへの次回の書き込み時に再開されます。つまり、有効期間がある新しい TSQ が作成されるまで、既存のキューの有効期間は無視されます。

PAC では、有効期間がある TSQ を作成する各リージョンで CTSC が実行されます。つまり、CTSC を特定のリージョンで実行するように構成することはできません。

注: このサポートは、NOT TRANCLASS が有効になっているエンタープライズ サーバー リージョンでのみ使用できます。

現在は、TSMODEL の次のの属性のみがサポートされています。

  • PREFIX
  • XPREFIX - ASCII である必要があります。
  • EXPIRYINTMIN
  • EXPIRYINT - この属性の TSMODEL は casrdtup でインポートできますが、値が分に変換されます。この属性は、Web インターフェイスからの新しい TSMODEL の作成には使用できません。代わりに EXPIRYINTMIN を使用してください。