MPC

マクロ処理のレベルを決定します。
制約事項: 本トピックは Windows 環境にのみ該当します。

構文:

[NO]MPC

プロパティ:

デフォルト: NOMPC

ビルド設定:

プロジェクト プロパティの [Assembler] ページの [Assembler] タブで [Use pre-assembled macros] をオンにします。

説明:

前処理された有効なマクロ ファイル (.mpc) が見つかった場合、そのファイルがアセンブリ段階の入力として使用され、マクロの前処理段階はバイパスされます。有効な .mpc ファイルが見つからない場合や、見つかった場合でも、そのファイルの日付が対応するマクロのソース ファイルよりも前の場合、ソースからマクロがコンパイルされ、今後使用できるように .mpc ファイルとして保存されます。

.mpc ファイルを使用すると、複雑なマクロが多く使用される大規模アセンブリの場合、コンパイル時間が最大 50% 短縮されます。

この指令は、メインフレームでは利用できません。

アセンブラー コンパイラでは、.mpc ファイルが作成されてからマクロ コピーブックが変更されたかどうかは確認されません。そのため、マクロ コピーブックを変更する場合は、すべての .mpc ファイルを削除するか、MPCGEN 指令を使用して強制的に再生成する必要があります。

MPC 指令を設定する場合、表示されるコンパイル エラー メッセージから、また指令 BALLIST、MACLIST、XMAC、XREF を設定して作成されるレポートから、ファイルおよび相対行番号の情報を削除する際にも効果があります。