CASDUMP

システム ダンプは、ダンプが要求された時点におけるシステム内のリソースの「タイム スライス」ビューを提供するため、その特定の時点についてのみ有効です。

ダンプを取得しても、システムのパフォーマンスには影響しません。手動ダンプは、コマンド ラインまたは ESMAC インターフェイスからいつでも取得できます (追加の構成は不要)。ただし、システム異常終了が発生した場合は常にシステム ダンプを生成するようにリージョンを構成する必要があります。これは通常、Enterprise Server 管理コンソール ([Dump on System Abend]) で構成します。

さらに、ESMAC で [Dump on Transaction Abend] を設定して、トランザクションの異常終了時にもダンプが生成されるようにすることができます。

ダンプ情報は現在の casdump ファイル (casdumpa.reccasdumpb.rec、または casdumpx.rec) に書き込まれ、この情報には、プロセス メモリ、サーバー制御ブロック、ローカル トレース テーブル、およびシステム トレース テーブルの現在の内容が含まれます。

ほとんどの問題について発生時にダンプを取得し、システムが障害状態になっている際にもダンプを取得することをお勧めします。