[CICS Resources

[Name]

SIT の名前。

[Description]

SIT の簡単な説明。使用できる文字は、A から Z、0 から 9、#、@、および $ です。

[Startup List]

この SIT に関連付けるスタートアップリストをドロップダウンリストから選択します。スタートアップリストは、サーバーが初期化される際にロードされるリソースを決定します。

[Development SIT]

これが開発用の SIT である場合にオンにします。この SIT と同じ名前のグループを指定してある場合は、そのグループが自動的にスタートアップリストに追加され、セキュリティがそのグループでオンになっていてもオフになります。

[Work Area (CWA)]

リージョンの共通作業域 (Common Work Area; CWA) のサイズをバイト単位 (0 から 32767 の範囲) で指定します。この領域は、リージョンで実行されているアプリケーションの間で共有されます。

[Minimum Commarea]

MSS がメインフレーム CICS のように動作できるようにするために通信領域 (COMMAREA) に割り当てる記憶域の最小容量を指定します。容量の範囲は 0 から 32767 です。プログラムで指定された COMMAREA よりも小さい COMMAREA がプログラムに渡されると、渡された COMMAREA は定義済みのスペースを埋めるために自動的に長さが拡張されます。

[SysID]

リージョンのシステム ID を指定します。他のリージョンはこの名前でこのリージョンを識別します。

[Initial Tran ID]

リージョンへのログオン時にすべての端末で実行される初期トランザクションの ID を指定します。

[Local CCSID]

CICS Web サービスに使用する CCSID の番号。この値は、EBCDIC の CCSID に対応している必要があります。詳細については、製品ヘルプの「CCSID 変換テーブル」を参照してください。

[Force Program Phase In]

プログラムを呼び出すたびにそのプログラムを再ロードする場合にオンにします。これが適用されるのは、常駐するように指定されておらず、hold 属性を使用してロードされてもいないプログラムだけです。

[Defer Install Groups (PCTs only)]

ロードを遅らせる PCT グループの数を選択します。[None] を選択すると、リージョンの起動時にすべての PCT エントリがメモリにロードされます。これはデフォルトの設定です。[All groups] を選択すると、リージョンの起動時に PCT エントリが一切メモリにロードされなくなります。それ以外の値 ([Last 63 groups]、[Last 62 groups] など) を選択すると、リージョンの起動時にそれらのグループの PCT エントリがメモリにロードされなくなります。たとえば、[Last 3 groups] を選択すると、スタートアップリストの優先順位で最後の 3 つのグループがリージョンの起動時にメモリにロードされなくなります。

[Addressing Mode]

ポインターの保存に使用する形式を指定します。

[Native]: ポインターは、オペレーティングシステムで使用されている形式で保存されます。
[24 Bit]: ポインターは、24 ビット形式で保存されます。この形式は、メインフレーム上の「below-the-line」記憶域と互換性があります。連絡項目のアドレスがポインターによって設定された際、ポインターのトップの 8 ビット分のマスキングが外されます。メインフレーム上と同様に、トップの 8 ビット分をコードで直接操作することが可能です。
[31 Bit]: ポインターは、31 ビット形式で保存されます。この形式は、メインフレーム上の「above-the-line」記憶域と互換性があります。連絡項目のアドレスがポインターによって設定された際、ポインターのトップの 1 ビット分のマスキングが外されます。メインフレーム上と同様に、トップの１ビット分をコードで直接操作することが可能です。

[Program List Post Initialization (PLTPI)]

リージョンの起動時に実行される初期化プログラムを指定するプログラムリストテーブル (PLT) エントリ。このフィールドを空白のままにした場合は、リージョンの起動時に特別な処理は行われません。

[Program List Shut Down (PLTSD)]

リージョンの停止時に実行されるシャットダウンプログラムを指定するプログラムリストテーブル (PLT) エントリ。このフィールドを空白のままにした場合は、リージョンの停止時に特別な処理は行われません。

[IBM Client Sessions]

インバウンド要求の処理に割り当てる接続あたりの IBM Universal Client セッション数。ここでの接続はクライアントマシンに相当します。

[CICS Release]

MSS がエミュレートする CICS のバージョン。これは、EXEC CICS INQUIRE SYSTEM RELEASE () コマンドによって返される値です。

[TCP Connect]

使用されません。

[Port]

使用されません。

[3270]

[Auto Install Exit]

端末の自動インストールに使用するプログラムの名前。

DFHZATDX: MSS に付属の自動インストールプログラム。これはデフォルト値です。
ユーザー指定: お使いの自動インストール終了プログラムの名前。指定できるのは 8 文字までで、使用できる文字は　0 から 9、A から Z、@、#、$ です。最初の文字を数字にすることはできません。

[3270 Print]

リージョンでプリンターをサポートする場合にオンにします。

[Print Destination]

印刷先を指定します。最大 14 文字まで指定できます。印刷先を指定する前に [3270 Print] をオンにする必要があります。

[3270 SNA simulate end-bracket]

トランザクションの終了時にキーボードのロックが解除される SNA の動作を MSS でシミュレートする場合にオンにします。メインフレームで SNA デバイスからアクセスしていたアプリケーションを移行して、TN3270 クライアントを使用してアクセスする場合に便利です。SEND 3270 CICS コマンドの CTLCHAR 作用対象でキーボード解放ビットを指定する代わりに使用できます。

[Remote 3270 on orig sys]

オンにすると、この CICS リージョンから送られた START 要求をリモート CICS リージョンが処理する際に、起動されているはずの端末がリモートシステムで定義されていなくても端末は元のシステムで定義されていると見なして、端末を起動します。オンにしないと、リモートシステムから元のリージョンに TERMIDERR が返されます。

[Force Terminal Wait on Send]

端末制御操作や BMS SEND 操作で毎回応答の受信を待機する場合にオンにします。オンにしない場合 (デフォルト) は、SEND のたびに待機する必要がなくなるため、端末制御操作や送信操作をバッファー処理できるようになり、パフォーマンスが向上します。

[Date & Time]

[Reset Time]

自動時刻変更に対する CICS の処理。

[Immediate]: タイムゾーン (日付) の変更を常時検出します。次に開始されたトランザクションでリージョンの時刻が変更されます。
[No]: 午前 0 時にタイムゾーンの変更を検出し、console.log に通知を書き込みます。時刻を変更するには、PERFORM RESETTIME を発行するトランザクションを実行する必要があります。
[Yes]: 午前 0 時にタイムゾーンの変更を検出し、自動的に時刻をリセットします。

[Date Format]

日付の表示に使用する表示形式。EXEC CICS FORMATTIME コマンドの FULLDATE (4 桁の年の場合) または DATE (2 桁の年の場合) のいずれかの作用対象と組み合わせて使用されます。この設定によって決まるのは、日、月、年の順序だけです。4 桁の年が表示されなくなることはありません。

[Date Separator]

日付の日、月、年の区切りに使用する文字。表示可能な任意の文字を指定できます。

[Time Separator]

時刻の時、分、秒の区切りに使用する文字。表示可能な任意の文字を指定できます。

[Thresholds & Timeouts]

[ID Timeout]: ESMAC または TN3270 のクライアントセッションがアイドル状態になってからセッションがタイムアウトになるまでの時間 (分単位)。値 0 は、タイムアウトが生じないことを示します。
[Input Timeout]: 明示的な CICS RECEIVE コマンドへの応答がタイムアウトになってトランザクションが異常終了するまでの時間 (秒単位)。値 0 は、タイムアウトが生じないことを示します。
[Runaway Timeout]: CICS、EZASOKET、または WebSphere MQ の API 呼び出しが行われない状態でトランザクションの実行を継続できる最大時間 (秒単位)。この時間を経過すると、トランザクションは異常終了します。値 0 は、タイムアウトが生じないことを示します。個々のトランザクションの値をオーバーライドするには、プログラム制御テーブルの関連するエントリの値を変更します。
[Deadlock Timeout]: アプリケーションが別のプロセスによってロックされているリソースを待機できる最大時間 (秒単位)。値 0 は、タイムアウトが生じないことを示します。個々のトランザクションの値をオーバーライドするには、プログラム制御テーブルの関連するエントリの値を変更します。
[Transaction Threshold]: トランザクションを実行できる最大秒数。この時間を経過すると、トランザクションのしきい値を超過したことを示すメッセージがコンソールのログに記録されます。値 0 は、しきい値がないことを示します。[Transaction Threshold] の値は、PCT エントリの [Transaction Threshold] フィールドを使用してオーバーライドできます。

[IBM MQ]

注: このグループのフィールドはすべて非推奨となっており、下位互換性のためにのみ提供されています。

[IBM MQ]: IBM WebSphere MQ をサポートする場合にオンにします。詳細については、製品ヘルプの「IBM WebSphere MQ のための Enterprise Server の構成」を参照してください。
[IBM MQ CKTI]: CKTI トランザクションを有効にする場合にオンにします。このトランザクションは、IBM WebSphere MQ 開始キューを監視します。
[Q Manager]: IBM WebSphere MQ キューマネージャーの名前。最大 48 文字まで指定できます。
[Initiation Q]: IBM WebSphere MQ 開始キューの名前。最大 48 文字まで指定できます。

[Dump & Trace]

[Cold Start Dump & Trace Datasets]: リージョンの起動時に補助トレースおよびダンプファイルを削除する場合にオンにします。
[Dump on ABEND]: トランザクションプログラムが異常終了した際にダンプを生成する場合にオンにします。このフィールドをオンにした場合は、[PCT] ページの [Dump on ABEND] を使用して個々のプログラムのダンプの生成を制御できます。このフィールドをオンにしない場合は、[PCT] ページの [Dump on ABEND] の設定は無視されます。
[Dump on System ABEND]: MSS のコードが異常終了した際にダンプを生成する場合にオンにします。
[Local Trace Entry Count (MFCS)]: サービス実行プロセスのローカルトレーステーブルに保持できるエントリの数。この数を超えるとテーブルがリセットされます。値が 0 (ゼロ) の場合はローカルトレーステーブルを使用できません。サービス実行プロセスにはそれぞれ固有のローカルトレーステーブルがあります。各エントリの長さは 24 バイトです。デフォルトは、Enterprise Server Administration の [Server > Properties > Diagnostics] ページにある [Local Trace Size] に指定されている値です。ここで指定した値はその値より優先されます。
[Local Trace Entry Count (AUX)]: 補助プロセスのローカルトレーステーブルに保持できるエントリの数。この数を超えるとテーブルがリセットされます。値が 0 (ゼロ) の場合はローカルトレーステーブルを使用できません。補助プロセスには、ジャーナル制御、区画外の一時データなどを処理するプロセスが含まれます。補助プロセスにはそれぞれ固有のローカルトレーステーブルがあります。各エントリの長さは 24 バイトです。デフォルトは、Enterprise Server Administration の [Server > Properties > Diagnostics] ページにある [Local Trace Size] に指定されている値です。ここで指定した値はその値より優先されます。
[Aux Trace]: トレースレコードをファイルに書き込む場合にオンにします。このファイルはすぐに大きくなるため、ディスク領域が十分にある場合以外はオンにしないでください。トレースレコードをファイルに書き込むとパフォーマンスも低下します。

[Fileshare]

[Fileshare Integrated]: リージョンの起動の一環として専用の Fileshare サーバープロセスを作成する場合にオンにします。
[Fileshare User]: MSS が使用するように構成されているすべての Fileshare サーバーへのログオンに使用するユーザー ID。最大 20 文字まで指定できます。ユーザー ID を指定する必要があるのは、Fileshare セキュリティが有効になっている場合だけです。ユーザー ID を指定する場合は、[Password] でパスワードを指定する必要もあります。このユーザー ID およびパスワードの組み合わせは、リージョンがアクセスする各 Fileshare サーバーのパスワードファイルのエントリと一致している必要があります。製品ヘルプの『Fileshare ガイド』の「セキュリティ」の章を参照してください。
[Fileshare User Password]: MSS が使用するように構成されているすべての Fileshare サーバーへのログオンに使用するパスワード。このパスワードは、[Fileshare User] と組み合わせて使用されます。パスワードのフィールドは 2 つあります。両方のフィールドにパスワードを入力し、それらが一致する必要があります。最大 20 文字まで指定できます。

[Shutdown]

[External Shutdown]

使用する外部シャットダウンの種類。外部シャットダウンとは、ユーザーが [Control] ページの [Shutdown] または Enterprise Server Administration の [Server Details] ページの [Stop Server] をクリックするか、casstop コマンドを発行した場合に開始されるサーバーのシャットダウンです。次の中から選択できます。

[Allowed]: 特別な権限は必要ない。
[Logon]: 先にログオンする必要がある。
[None]: 外部シャットダウンは許可されない。

注: [Logon] を選択した場合は、Enterprise Server Administration の [Server Details] ページで [Stop Server] をクリックしてサーバーをシャットダウンすることはできません。casstop を使用する必要があります。その際には、ESMAC のユーザー ID およびパスワードを入力する必要もあります。

[Ext.Shutdown Security Key]

セキュリティキー番号。この番号は、リージョンをシャットダウンする際に指定するシャットダウンセキュリティキーと照合されます。セキュリティキー番号を指定する必要があるのは、[External Shutdown] で [Logon] を選択した場合だけです。

[Temporary Storage]

[Cold Start]: リージョンの起動時に一時記憶域キューをリセットする場合にオンにします。
[FS Server]: 復元不可能な一時記憶域キューの Fileshare サーバー ID。
[Path (nr)]: 復元不可能な一時記憶域キューのパス。

[Transient Data]

[Cold Start]: リージョンの起動時に一時データキューをリセットする場合にオンにします。
[FS Server]: 復元不可能な一時データキューの Fileshare サーバー ID。
[Require Def.]: オンにすると、このリージョンで実行されるトランザクションプログラムが書き込むことができる一時データキューは、宛先制御テーブル (Destination Control Table; DCT) で定義されているもののみになります。オンにしない場合は、プログラムが DCT で定義されていない TDQ への書き込みを行おうとすると、トランザクションが関連付けられていない、復元不可能な区画内 TDQ が作成されます。その結果、同じような名前を持つ定義済みの TDQ への書き込みが意図されている場合に、プログラムまたはシステム、あるいはその両方で予期せぬ動作を引き起こす可能性があります。このオプションは常にオンにすることをお勧めします。
[Path (nr)]: 復元不可能な一時記憶域キューのパス。

[Cold Start]: リージョンの起動時に一時データキューをリセットする場合にオンにします。
[FS Server]: 復元不可能な一時データキューの Fileshare サーバー ID。
[Path (rc)]: 復元可能な一時記憶域キューのパス。

[Trace Points - Server]

[cluster]
[jcp]: MSS のジャーナル制御コンポーネントをトレースする場合にオンにします。
[scp]: MSS の記憶域制御コンポーネントをトレースする場合にオンにします。
[trd]
[dmp]: MSS のダンプ制御コンポーネントをトレースする場合にオンにします。
[kcp]: MSS のタスク制御コンポーネントをトレースする場合にオンにします。
[srv]: SEP でホストされるタスク制御関数をトレースする場合にオンにします。
[xfp-all]: すべて
[exits]: ユーザー出口をトレースする場合にオンにします。
[lock-data]
[tmp]: MSS のテーブル管理コンポーネントをトレースする場合にオンにします。
[xfp-data]
[fh-enable]: Micro Focus から勧められた場合以外はオンにしないでください。
[mds]
[trd-enq]
[xfp]
[fh]
[saf (security)]
[trd-stg]

[JCL/JES]

[common]: MSS の通信コンポーネントをトレースする場合にオンにします。

[CICS]

[api]: CICS API 呼び出しをトレースする場合にオンにします。
[fcp]: MSS のファイル制御コンポーネントをトレースする場合にオンにします。
[pcp]: プログラム管理機能をトレースする場合にオンにします。
[ts-td]: MSS の一時記憶域/一時データ (Temporary Storage/Transient Data; TS/TD) コンポーネントをトレースする場合にオンにします。
[cws]
[icp]: MSS のインターバル制御コンポーネントをトレースする場合にオンにします。
[tcp]: MSS の端末制御コンポーネントをトレースする場合にオンにします。
[user]: ユーザートレースを有効にする場合にオンにします。

[IMS]

[data]
[DB_ctl]
[storage]
[TM-ctl]

[Communications]

[cci]: Micro Focus から勧められた場合以外はオンにしないでください。
[com-data]
[com-mfcs]
[com]
[com-data-all]

[Basic Mapping]

[Paging Command]

[Retrieve]: BMS 制御で BMS ページングコマンド RETRIEVE として解釈される文字列を指定します。
[Chain]: BMS 制御で BMS ページングコマンド CHAIN として解釈される文字列を指定します。
[Purge]: BMS 制御で BMS ページングコマンド PURGE として解釈される文字列を指定します。
[Copy]: BMS 制御で BMS ページングコマンド COPY として解釈される文字列を指定します。

[Single Key]

PF1 から PF24 および PA1 から PA3 の各キーについて、BMS ページングコマンドと同一視される PC 上の文字列を指定します。キーを押したときに実行するコマンドを文字列の前に付け、その後に追加のコマンドを続けます。たとえば、BMS PAGIN RETRIEVE コマンドが /P に設定されている場合、PF1 でページ送りを実行するには、/PN という文字列を指定します。/P で BMS PAGIN RETRIEVE コマンドが実行され、N で NEXT が実行されます。

[CICS Resources - SIT]