DEFINE 文拡張

各 DEFINE 文拡張の一覧および各拡張の詳細を紹介します。
DEFINE コマンド拡張
%PCDSN(pcdatasetname) DEFINE コマンドで参照される z/OS データセットに関連付ける新しいデータセットのローカル PC 上のデータ ファイルを指定します。
注:
  • このパラメーターを省略すると、Enterprise Server が自動的に PC ファイル名を生成します。
  • このパラメーターは新しいデータセットでのみ有効で、古いデータセットでは無視されます。
  • z/OS の規則で要求される場合は、pcdatasetname を一重引用符で囲みます。
  • pcdatasetname に指定したファイル名にスペースが含まれている場合は、名前を二重引用符 (") で囲みます。
  • 指定するファイル名は 256 文字以下にする必要があります。これには、一重引用符の間のすべての文字および、PC ファイル名を囲む二重引用符が含まれます。
%CHARSET({EBCDIC | ASCII}) 新しいデータセットの文字セットを指定します。デフォルトでは、文字セットはシステムの文字セットと同じです。
注: このパラメーターは、別段の正当な理由がない限り、Micro Focus の内部使用専用です。
CURRENT(n)

基礎となる G0000V00 データセットがすでに存在する世代別データ グループを定義する際に現在の世代を指定します。デフォルトでは、最も大きい G0000V00 番号を持つ G0000V00 データセットが現在の世代になりますが、このオプションを使用すると、選択した G0000V00 データセットを現在の世代にできます。

たとえば、TEST.GDG.G9999V00 および TEST.GDG.G0001V00 というデータセットが割り当てられている場合に TEST.GDG という GDG を定義すると、この 2 つの G0000V00 データセットが TEST.GDG 世代別データ グループ (GDG) の一部になります。通常の動作では、最も大きい番号が現在の世代になりますが、この例では、GDG が G9999V00 を過ぎて循環するのが明らかです。ここで CURRENT(1) 拡張を使用すると、G0001V00 を現在の世代にできます。

例:

%PCDSN の例

DEFINE CLUSTER(NAME(MFIDSA.RJSE.VSAMKSDS.WITH.SPECIFIC.PCNAME ) -
        TRK(1 1) -
        RECSZ(80 80) KEYS(15 3)) -
        ;MFE:%PCDSN -
         ('"F:\MX30 JCL SYSTEM\ \PCFILE.VSAMKSDS.DAT"')

%PCDSN の例

DEFINE CLUSTER(NAME(MFIDSA.RJSE.VSAMKSDS.WITH.SPECIFIC.PCNAME ) -
        TRK(1 1) -
        ;MFE:%PCDSN -
         ('"F:\MX30 JCL SYSTEM\PCFILE.VSAMKSDS.DAT"')

CURRENT(n) の例

DEFINE GENERATIONDATAGROUP - 
      (NAME(TEST.GDG) EMPTY SCRATCH LIMIT(5) CURRENT(1))