メインフレームへの接続:概要

本セクションで説明する構成では、メインフレームで実行する CICS アプリケーションとローカルの COBOL システム (1 つ以上のローカルの Windows マシンまたは UNIX マシン) で動作する CICS との間で SNA リンクを使用します。

注:

この機能により、Enterprise Server からリモート ピア システムへの SYS62 接続を使用した接続が可能になり、標準の 2 フェーズ コミット プロトコルがサポートされます。

この機能の利点の 1 つは、UNIX プラットフォームで実行される CICS アプリケーションと z/OS 環境のメインフレームで実行される CICS アプリケーションとの間のトランザクション データの整合性が向上することです。

メインフレーム CICS リージョンとの SYS62 接続を使用した CICS 通信が z/OS バージョン 1.13 でテストされています。

Enterprise Server およびメインフレームの CICS リージョン間のリンクを構成するには、次の知識が必要です。
  • CICS システムの概念および単一システム環境の複数のマシンにおける動作
  • CICS システム間通信の要件
  • ローカル サーバーでの通信ソフトウェアの構成
  • クライアントでの通信ソフトウェアの構成

IBM CICS 製品間の通信については、IBM パブリケーション「CICS Family: Interproduct Communication, SC33-0824」を参照してください。