WebSphere Liberty のディプロイ

WebSphere Liberty を開始するには

Windows プラットフォームの場合：

コマンド プロンプトから、WebSphere Liberty インストール環境の bin ディレクトリで次のコマンドを入力します。

server start server_name

UNIX プラットフォームの場合：

1. WebSphere 管理者としてログインします。WebSphere のドキュメントを参照してください。
2. WebSphere インストール環境の bin ディレクトリで次のコマンドを入力してスタートアップ スクリプトを実行します。

   startserver.sh myServer

リソース アダプターをディプロイするには

1. WebSphere Liberty の servlet-3.1、jca-1.7、および ejbRemote-3.2 機能をインストールします。これらはデフォルトではインストールされません。これを行うには、WebSphere Liberty インストール環境の bin ディレクトリで installUtility コマンドを実行する必要があります。たとえば、servlet-3.1 機能をインストールするコマンド ラインは次のようになります。

   installUtility install servlet-3.1

   詳細については、WebSphere Liberty のドキュメントを参照してください。

2. Liberty プロファイルの server.xml ファイルの先頭に次のコードを追加します。このコードは、リソース アダプターと EJB サポートに必要な機能の最小限のサブセットを有効にします。

   <featureManager>
   	<feature>ejbRemote-3.2</feature>
   	<feature>ejbLite-3.2</feature>
   	<feature>localConnector-1.0</feature>
   	<feature>jca-1.7</feature>
   	<feature>jsp-2.3</feature>
   	<feature>servlet-3.1</feature>
   	<feature>jndi-1.0</feature> 
   </featureManager>

   注: servlet-3.1 機能との競合を避けるために、webProfile-8.0 機能は同じ server.xml ファイルに追加しないでください。
3. また、server.xml ファイルで、使用しているリソース アダプターのタイプの定義を追加します。

   非トランザクション

   <resourceAdapter id="mfcobol-notx" location="<PathToResourceAdapter>\mfcobol-notx.rar" >
   <classloader apiTypeVisibility="spec, ibm-api, stable, api"/>
   </resourceAdapter>

   XA

   <resourceAdapter id="mfcobol-notx" location="<PathToResourceAdapter>\mfcobol-xa.rar" >
   	<classloader apiTypeVisibility="spec, ibm-api, stable, api"/>
   </resourceAdapter>

   ローカル トランザクション

   <resourceAdapter id="mfcobol-localtx" location="<PathToResourceAdapter>\mfcobol-localtx.rar" >
   	<classloader apiTypeVisibility="spec, ibm-api, stable, api"/>
   </resourceAdapter>
   

4. 接続ファクトリを追加します。たとえば、次のコードは、リソース アダプターのプロパティの一部を指定する接続ファクトリを定義しています。

   <connectionFactory jndiName="eis/MFCobol_v1.5">
   	<resource-ref id="CCIMFCobol_v1.5">
   		<res-ref-name>CCIMFCobol_v1.5</res-ref-name>
   	</resource-ref>
   	<properties.mfcobol-notx ServerHost="localhost"/>
   	<properties.mfcobol-notx ServerPort="9003"/>
   	<properties.mfcobol-notx Trace="false"/>
   	<properties.mfcobol-notx EnhancedTrace="false"/>
   </connectionFactory>

   重要: 接続ファクトリ定義内で、上記の例の Trace プロパティおよび ServerPort プロパティのように、リソース アダプターの ra.xml ファイルで定義されているプロパティの値をオーバーライドできます。ただし、resource-ref id (CCIMFCobol_v1.5 ) および jndiName (eis/MFCobol_v1.5) の値は変更しないでください。これらの値を変更すると、Micro Focus で生成された EJB でリソース アダプターが正しく動作しなくなります。

EJB を Liberty にディプロイするには

アプリケーション定義を server.xml ファイルに追加します。定義には .ear ファイルへのパスを含める必要があり、かつアプリケーションがリソース アダプターと同じクラス ローダーを使用することを指定する必要があります。たとえば、非トランザクション リソース アダプターを使用する EJB をディプロイするためのアプリケーション定義は、次のようになります。

<application id="TestApp" name=" TestApp" type="ear" location="..\ear\TestApp.ear">
 	<classloader classProviderRef="mfcobol-notx" />
</application>

Liberty サーバーを停止するには

コマンド プロンプトから、WebSphere Liberty インストール環境の bin ディレクトリで次のコマンドを入力します。

server stop server_name