caspac

caspac ユーティリティを使用して PAC を管理できます。
重要: This feature is in Early Adopter Program (EAP) release status. We will continue the development of additional features and provide additional interfaces via patch updates and future releases. Please contact Micro Focus SupportLine if you require further clarification.

構文:

caspac -a{action}=object -s{store} -n{psorName}

パラメーター:

-a
実行するアクション、およびそのアクションが実行されるオブジェクトを指定します。
action
実行するアクションを指定します。次のいずれかの値を指定できます。
Load
caspac コマンドが発行された時点で、CICS と JES を除くオブジェクトをロードしてディプロイします。オブジェクトは、リージョンの作業領域の PAC_LOADLIB フォルダーにディプロイされます。
LoadCics
CPMT NE コマンドの実行時に、オブジェクトをディプロイ用に CICS にロードします。オブジェクトは、リージョンの作業領域の PAC_LOADLIB_CICS フォルダーにディプロイされます。
LoadJes
オブジェクトをロードし、リージョンの作業領域の PAC_LOADLIB_JES フォルダーに直接ディプロイします。
Delete
ロードされているファイルを SOR から削除します。
List
SOR にロードされているユーザー プログラムをリストします。
InitPac
コールド スタート用に PAC を初期化します。指定した PAC に対して前回の実行で作成されたすべてのストアが削除されます。このオプションは、指定した PAC のすべてのリージョンがアクティブでない場合にのみ適用されます。
Status
PAC の現在のステータスを表示します。
Dump
指定した PAC に対して作成されたストアのダンプ ファイルを作成します。
Restore
指定した SOR にダンプ ファイルを復元します。
PacLog
指定した SOR を使用して PAC で生成されたメッセージのログ ファイルを作成します。
object
アクションで使用するオブジェクトを指定します。実行するアクションに応じて、次のいずれかの値を指定できます。
  • DLL
  • 共有オブジェクト
  • PAC 名
  • ダンプ ファイル
  • PAC ログ ファイル
注: オブジェクト名では大文字と小文字が区別されます。
-sstore
使用するストアおよびその接続パラメーターを指定します。これには、スケールアウト リポジトリの種類および接続パラメーターを入力します。次に例を示します。
redis,127.0.0.1:6741
-n{psorName}
PAC SOR の名前。これは、Redis AUTH 認証要求または Redis SENTINEL にのみ必要です。詳細については、「Providing Credentials for Redis using Secrets」を参照してください。

Redis AUTH を使用する場合、参照として使用される各 PSOR について、-n オプションを使用してコンテナー機能でシークレットを作成する必要があります。

  • 次の例では、ポート 6741 の 127.0.0.1 にある Redis サーバーで表される SOR に acct.dll をロードします。この acct.dll は、New Copy コマンドを使用して、PAC 内のすべてのアクティブなエンタープライズ サーバー インスタンスにディプロイできます。
    caspac -aLoadCics="c:\new files\acct.dll" -sredis,127.0.0.1:6741 -npsorName
  • 次の例では、ポート 6741 の 127.0.0.1 にある Redis サーバーで表される SOR に c:\new files にあるすべてのファイルをロードします。これは JES であるため、New Copy コマンドは必要ありません。
    caspac -aLoadJes="c:\new files\*.*" -sredis,127.0.0.1:6741 -npsorName
  • 次の例では、ポート 6741 の 127.0.0.1 にある Redis サーバーで表される SOR に c:\new files にある CICS と JES のファイルを除くすべてのファイルをロードします。
    caspac -aLoad="c:\new files\*.*" -sredis,127.0.0.1:6741 -npsorName
  • 次の例では、ポート 6741 の 127.0.0.1 にある Redis サーバーで表される SOR から acct.dll を削除します。
    caspac -aDelete=acct.dll -sredis,127.0.0.1:6741 -npsorName
  • 次の例では、SOR にアップロードされているユーザー プログラムをリストします。
    caspac -aList=* -sredis,127.0.0.1:6741 -npsorName
  • 次の例では、コールド スタートの準備ができている MyPAC という PAC を初期化します。この PAC には、ポート 6741 の 127.0.0.1 にある Redis サーバーを使用する PSOR があります。
    caspac -aInitPac=MyPac -sredis,127.0.0.1:6741 -npsorName
  • 次の例では、MyPAC という PAC のステータスを返します。この PAC には、ポート 6741 の 127.0.0.1 にある Redis サーバーを使用する PSOR があります。
    caspac -aStatus=MyPAC -sredis,127.0.0.1:6741 -npsorName
  • 次の例では、MyPAC という PAC のダンプを作成します。この PAC には、ポート 6741 の 127.0.0.1 にある Redis サーバーを使用する PSOR があります。
    caspac -aDump=MyPAC -sredis,127.0.0.1:6741 -npsorName
  • 次の例では、CasPAC_127.0.0.1_06741.rdmp ダンプ ファイルから PAC を復元します。この PAC には、ポート 6741 の 127.0.0.1 にある Redis サーバーを使用する PSOR があります。
    caspac -aRestore=CasPAC_127.0.0.1_06741.rdmp -sredis,127.0.0.1:6741 -npsorName
  • 次の例では、* ワイルドカードを使用して一致するダンプ ファイルから PAC を復元します。この PAC には、ポート 6741 の 127.0.0.1 にある Redis サーバーを使用する PSOR があります。
    caspac -aRestore=*.rdmp -sredis,127.0.0.1:6741 -npsorName
  • 次の例では、指定したフォルダーおよびファイルに PAC ログ ファイルを書き込みます。この PAC には、ポート 6741 の 127.0.0.1 にある Redis サーバーを使用する PSOR があります。
    caspac -aPacLog="c:\temp\PacLog.log" -sredis,127.0.0.1:6741 -npsorName