Enterprise Server でのリージョン データベースまたはリージョン間データベースの構成

このプロセスでは、アプリケーションを実行するようにエンタープライズ サーバー リージョンがすでに正しく構成されていることを前提としています。

ここでは、リージョン データベースとリージョン間データベース (まだ存在しない場合) を使用するようにエンタープライズ サーバー リージョンを構成します。

  1. Enterprise Server Administration のホーム ページのサーバーの表で、目的のエンタープライズ サーバー リージョンの行の左にある [Edit] をクリックします。
  2. エンタープライズ サーバー リージョンに次の環境変数を追加します。
    変数の設定 目的
    ES_DB_FH=Y Micro Focus データベース ファイル ハンドラーを有効にします。
    ES_DB_SERVER=<DB-instance-name> リソースが格納されるデータベース インスタンスを指定します。
    注: 格納されるリソースのタイプは、リージョン データベースに対して構成ファイルで指定されている feature 属性で決まります。
    MFDBFH_CONFIG=<path-filename-config-file> データ ソースとそのデータベース タイプのリストが格納された構成ファイルの場所を指定します。
    MFDBFH_SCRIPT_DIR=<path-to-scripts> Enterprise Server でデータベースの操作を行うために必要なストアド プロシージャの場所を指定します。
  3. エンタープライズ サーバー リージョンをコールド スタート (コールド リスタート) します。
    ヒント: リージョンをコールド スタートするには、コマンド ラインで /s:c オプションを指定して casstart コマンドを実行します。

    リージョンが稼動状態に戻ったら、コンソール ログを表示して、リージョン データベースとリージョン間データベースが正常に作成されたことを確認できます。関連するエントリには DBFH というプレフィックスが付いています。

    次のコンソール ログ エントリは、PostgreSQL 用のリージョン データベースとリージョン間データベースの作成状況を示しています。