PAC および SOR の環境変数

次の PAC および SOR の環境変数は、参照目的でのみ提供されています。
注: Micro Focus では、ESCWA を使用してパフォーマンス/可用性クラスター (PAC) およびスケールアウト リポジトリ (SOR) を構成することをお勧めします。

に含まれるすべてのエンタープライズ サーバー インスタンスでPAC 次の環境変数を設定する必要があります。

ES_PAC=pacname

PAC 内の各 SOR で特定の環境変数が設定されている必要があります。

ES_SCALE_OUT_REPOS_n=sorName=sorType,connectionDetails##[TMP#][models]
注: PAC に参加する各リージョンで同じ環境変数を指定する必要があります。 を参照できる環境変数は 1 つだけです。PAC スケールアウト リポジトリ (PSOR)1 つの PSOR しか特定の に関連付けることができないためですPAC

詳細は次のとおりです。

n

SOR の番号です。1 から 9 までの値になります。

sorName
SOR の名前です。空白文字を含めることはできません。

Redis を使用するコンテキストで、sorName を使用して Redis から Redis マスターを取得します。

sorType
使用しているデータ ストアのタイプです。サポートされている SOR のタイプは、現在は Redis のみです。
connectionDetails
スケールアウト リポジトリのホスト名およびポート番号です。形式は host:port です。たとえば、localhost:6379 のように指定します。複数の接続を指定するには、各接続間の区切り文字としてカンマを使用します。
TMP
アクティブなリソースを格納する PSOR であることを示します。
注: PAC 内の各エンタープライズ サーバー インスタンスに対して 1 つずつ PSOR を指定する必要があり、PAC 内の各エンタープライズ サーバー インスタンスで同じ PSOR を使用する必要があります。
models
形式は次のとおりです。
=ResourceType=model[:model][#ResourceType=model[:model]]

詳細は次のとおりです。

#
モデル タイプのモデルのセットの区切りです。
ResourceType
リソース タイプは一時記憶域 (TS) または一時データ (TD) のいずれかです。指定できる値は TS および TD です。
model
0 から 16 バイトの長さの文字列として指定します。TD の名前の文字数は 4 文字です。TS の名前の最大文字数は 16 文字です。文字列の名前では、次のワイルドカードの使用がサポートされています。
*
任意の文字数の文字列に一致します。
+
任意の 1 文字に一致します。
注: リソース タイプに応じた適切な文字数になるように、文字が不足している場合は + ワイルドカードが末尾に埋め込まれます。たとえば、TD リソース タイプのモデルを指定する場合に 1 文字だけ「A」と指定すると、「A+++」として扱われます。
:
各モデルの区切りです。
x'16 進数の文字列'
SOR モデルで 16 進数のプレフィックスを指定するには、16 進数の文字列を引用符で囲み、その前に x を付けます (x'ABAB' や x'AABBCC' など)。

汎用一致文字として 2B を使用できます。たとえば、x'AA2BAA' は、x'AAAAAA'、x'AABBAA'、x'AACCAA' などで始まるキューに一致します。

次に ES_SCALE_OUT_REPOS_n 環境変数の例を示します。

ES_SCALE_OUT_REPOS_1=RedisLocal=redis,127.0.0.1:12345##TMP#TD=AC*:TD*:RTDQ:SOR1#TS=A*:B+A:NRQSOR1

詳細は次のとおりです。

RedisLocal
Sentinel 構成で Redis マスターを識別するために Redis で使用する名前を指定します。
redis
使用されている SOR のタイプが Redis であることを指定します。
127.0.0.1:12345
Redis サーバーの接続の詳細 (この SOR の IP アドレスおよびポート) を指定します。
##TMP#
この SOR が必須の PSOR であることを指定します。
TD=AC*:TD*:RTDQ:SOR1#TS=A*:B+A:NRQSOR1

AC、TD で始まる TD、および RTDQ と呼ばれる TD に加え、A で始まるすべての TS、B で始まり任意の文字が続き、A で終わる TS、および NRQSOR1 と呼ばれる TS を SOR に含めるように指定します。

次に、PAC で SOR をさらに指定する方法の例を示します。

ES_SCALE_OUT_REPOS_2=RedisLocal2=redis,127.0.0.1:67891##TD=ATD#TS=T*R2:R*R2

詳細は次のとおりです。

RedisLocal2
Redis マスターを識別するために Redis で使用する名前を指定します。
redis
使用されている SOR のタイプが Redis であることを指定します。
127.0.0.1:67891
2 番目の Redis サーバーの接続の詳細 (この SOR の IP アドレスおよびポート) を指定します。
##TD=ATD#TS=T*R2:R*R2
ATD と呼ばれる TD に加え、T で始まり R2 で終わる TS、および R で始まり R2 で終わる TS を SOR に含めるように指定します。