ファイルでのパスフレーズの構成

リスナーに必要なパスフレーズを mf-server.dat ファイルで構成できます。リスナーの起動時にファイルからパスフレーズが取得されるため、手動で構成する必要がありません。

通信プロセスを保護している場合は、リスナー名としてリージョン名前を使用します。

デフォルトでは、mf-server.dat ファイルは、%ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Enterprise Developer\bin または \bin64 (Windows)、あるいは $COBDIR/etc (UNIX) ディレクトリにあります。

テキストエディターで mf-server.dat ファイルを開きます。
ファイルに次の行を追加します。
```
[Listener-name/SSL/passphrases]
certificate=certificate passphrase
keyfile=keyfile passphrase
```
詳細は次のとおりです。
Listener-name

リスナー名です。

certificate passphrase

証明書のパスフレーズです。

keyfile passphrase

キーファイルのパスフレーズです。
注: パスフレーズなしで起動するようにリスナーを構成している場合は、空の二重引用符を使用します (keyfile="")。
ファイルを保存し、リスナーを起動します。ファイルからパスフレーズが取得されてリスナーが起動します。

注: mf-server.dat ファイルでは、パスフレーズがプレーンテキストで表示されます。セキュリティ上の理由から、このファイルはエンタープライズサーバーを起動しているユーザーアカウントでしか読み取れないようにしてください。これは通常、Micro Focus Directory Server (MFDS) を実行するアカウントで、通常は LOCAL_SYSTEMであり、コマンドラインから casstart を実行するユーザーのアカウントです。