言語環境 (LE) サポートの有効化

言語環境 (LE) サポートを、INITCALL"MFLEINIT" コンパイラ指令を使用するか、MFLEINIT への呼び出しをコードの中に追加するか、ES_LE370_SUPPORT 環境変数を設定して有効化します。使用する方法は、どのようにサポートを使用するかによって異なります。
次のアプリケーションの種類に応じて LE のサポートを有効にします。

JCL

実行しているプログラムの名前が「MF」で始まる場合を除き、LE のサポートがデフォルトで有効になります。その場合、INITCALL"MFLEINIT" コンパイラ指令を設定します。

Enterprise Server (JCL を除く)

Enterprise Server で実行する他のアプリケーションについては、いずれも環境変数 ES_LE370_SUPPORT=Y を設定します。

他のネイティブ COBOL の使用

たとえば、IMS または標準の COBOL プログラムなどの他の方法には、INITCALL"MFLEINIT" コンパイラ指令を設定します。

JVM マネージ COBOL

言語環境ユーティリティは、マネージ コード アプリケーションでも利用できます。これを使用するには、クラスパスに mfle370.jar ファイルを含めます。
  • Windows の場合:
    • 32 ビット環境では、%ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Enterprise Developer\bin にある mfle370.jar ファイルを使用します。
    • 64 ビット環境では、64 ビットの JVM を使用する必要があります。mfle370.jar ファイルは、%ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Enterprise Developer\bin64 にあります。
  • UNIX の場合:
    • 32 ビット環境では、$COBDIR/lib にある mfle370.jar ファイルを使用します。
    • 64 ビット環境では、64 ビットの JVM を使用する必要があります。mfle370_64.jar ファイルは、$COBDIR/lib にあります。
JVM COBOL ブログラムに、コンパイラ オプション ILUSING"com.microfocus.le370" を含めます。Java プログラムの場合、import com.microfocus.le370.*; 文を含めます。

Eclipse プロジェクトでの LE サポートの有効化

JVM COBOL
JVM COBOL アプリケーションの場合、mfle370.jar ファイルをプロジェクト JVM ビルド パスに追加します。
  1. JVM COBOL プロジェクトを右クリックして、[Properties] をクリックします。
  2. [Micro Focus > JVM Build Path] をクリックします。
  3. [Libraries] タブをクリックします。
  4. [Add External JARs] をクリックします。
  5. mfle370.jar ファイルの場所に移動し、[Open] をクリックします。
  6. [OK] をクリックします。
  7. 次の 2 つの方法でこれをアプリケーションに適用できます。
    • コード内での設定:
      1. ILUSING 指令を com.microfocus.le370 ネームスペースで設定します。
    • プロジェクト プロパティの [追加指令] で次の操作を行います。
      1. [プロジェクト > プロパティ > Micro Focus > ビルド構成] の順にクリックします。
      2. [追加指令] フィールドに「ILUSING"com.microfocus.le370"」と入力します。
Java
Java アプリケーションの場合、mfle370.jarmfcobol.jar、および mfcobolrts.jar ファイルをプロジェクト ビルド パスに追加します。
  1. Java プロジェクトを右クリックして、[Properties] をクリックします。
  2. [Java Build Path] をクリックします。
  3. [Libraries] タブをクリックします。
  4. [Add External JARs] をクリックします。
  5. mfle370.jar ファイルの場所に移動し、[Open] をクリックします。
  6. mfcobol.jar ファイルおよび mfcobolrts.jar ファイルに対し、前の 2 つの手順を繰り返します。
  7. [OK] をクリックします。
  8. コードの中に、インポート文 import com.microfocus.le370.*; を追加します。