Micro Focus データベース ファイル処理のための CICS アプリケーションの構成

ここでは、 のコンテキストで Micro Focus データベース ファイル ハンドラー (MFDBFH) を使用するために CICS 環境に必要な変更に関する詳細を示しますパフォーマンス/可用性クラスター (PAC)

既存のデータ ファイルをディスクからデータベースに移動するには、dbfhdeploy コマンド ライン ユーティリティを使用してデータストアにディプロイする必要があります。ディプロイしたら、それらをデータストア内から検出できるように CICS 環境を構成する必要があります。

新しいリソースを作成する場合も既存のリソースを更新する場合も、データベース ファイル処理に固有の変更は同じです。新しいデータストアの場所を指すように、ファイルの詳細を示す FCT 内でファイル パスを更新する必要があります。次の例では、CICS データストア内の VSAM フォルダーに格納されている ACCTFIL ファイルを使用して、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) のリージョンを構成します。

  1. メニュー バーで、[NATIVE] をクリックします。
  2. ナビゲーション ペインで、[Directory Servers] を展開します。
  3. 構成するリージョンをクリックします。
  4. [CICS > Resources] をクリックします。
  5. [By Type] を選択します。
  6. [FCT] を展開します。
  7. [ACCTFIL] をクリックします。
  8. [File Path] フィールドにデータストアのパスを入力します (例:sql://localhost/CICS/?type=folder;folder=/VSAM)。
  9. [INSTALL] をクリックします。

[File Path] フィールドで使用する表記の詳細については、「dbfhdeploy コマンド ライン ユーティリティ」の Category パラメーターを参照してください。

トランザクションのデータであるため、[Backward Recovery] フィールドがオンになっていることを確認してください。これは、ファイルが保護されたリソースであり、ファイルに対する変更はバックアウトできることを示します。これをサポートするには、ファイルが格納されているデータストアを指すようにエンタープライズ サーバー リージョン内の XA リソースを構成する必要があります。「データストアの構成」の章で、使用しているデータベース タイプに対応する「XA リソースの作成」を参照してください。

注: データストア内のファイルを使用するために、CICS アプリケーションのソース コードを変更する必要はありません。

データ ファイルが開いているときに CICS 環境を実行しているエンタープライズ サーバー リージョンが異常終了した場合、Enterprise Server で自動的にファイルを回復するように試行されます。ファイル アクセスのエラー (ファイル ロック状態など) が引き続き発生する場合は、dbfhadmin コマンド ライン ユーティリティを実行してファイルを回復してください。