PLITEST サブルーチン

目的

PL/I デバッガーをデバッグ対象プログラムのセット ポイントにアタッチします。

構文

CALL PLITEST(plitest_commands, display_address, plitest_debugger);

パラメーター

plitest_commands
デバッグの開始位置を設定する 1 つ以上のコマンドのリスト。通常、これには、現在の環境ブロック (ENV <block>;) の設定、ブレークポイント (BR <line#>;) の設定、およびそのブレークポイント (C;) までの実行の継続が含まれます。
display_address
呼び出されるデバッガーに応じて、次のマシン アドレス:ポート (address:port) またはセッション識別子 (session identifier) のいずれか。
  • <address:port>Windows 以外のプラットフォームでレガシー CodeWatch コマンド ラインまたは GUI デバッガー (plitest_debugger オプション 0 または 1) を使用する場合、これは、X Window サーバーがデバッガー UI を表示するためのリモート マシン名およびポート番号になります。Windows では、このフィールドの値は空白にする必要があります。
  • <session identifier>:Eclipse を使用する場合 (plitest_debugger オプション 3)、これは Eclipse IDE の [Debug Configuration] の [Debug session identifier] フィールドに入力したセッション識別子文字列と同じになります。
plitest_debugger
呼び出される CodeWatch デバッガーのタイプを表す数値。
  • 0 = コマンド ライン版の CodeWatch を使用
  • 1 = GUI 版の CodeWatch を使用
  • 3 = Eclipse デバッガーで使用

説明

PLITEST は、ユーザー プログラムから呼び出される API で、デバッガーを起動してユーザー プログラムにアタッチし、デバッガーに一連のコマンドを実行させてからユーザーに制御を渡します。通常、PLITEST の呼び出しはユーザー アプリケーションに挿入され、デバッグは、そのアプリケーションにおける実行フロー内の特定のポイントで開始されます。

PLITEST を使用すると、CICS 下で動作する PL/I プログラムをデバッグできますが、これは -optexec オプションの plitest パラメーターを使用しても実行できます。詳細については、「コンパイラ オプション」および「CICS 環境での PL/I プログラムのデバッグ」を参照してください。

これらの例では、コンパイル時に -bigendian オプションを使用することを想定した PLITEST の使用法を示します。

例 1:

DCL Debug_Commands  char(1024) varying 
    init('SHLIB MAINP.dll;ENV MAINP;BR TESTLAB;c');
DCL Display_Address char(100) varying init('');
DCL PLITEST_Flags   fixed bin(31) init(1);
CALL PLITEST(Debug_Commands, Display_Address, PLITEST_FLAGS);

例 2:

call plitest('env MAINP;br START_DEBUG;c',"MYDISPLAY", 3);

制約事項

ユーザー プログラムを UNIX/Linux サーバーで実行しながら GUI 版の CodeWatch を Windows マシンで表示する場合は、Micro Focus ViewNow などの X Window サーバーが必要です。