SSL メインフレーム接続を確立するときに問題が発生する場合は、トレースを有効にすると問題のデバッグに役立ちます。トレースは統合化トレース機能 (CTF) を使用して有効にすることができます。
トレースを有効にするには、ccitrace-base 要素と ccitcp-base 要素を CCI.INI ファイルに追加する必要があります。次に例を示します。
[ccitcp-targets] CCITCPT_CSIMVSSSL=,MFCONN:SSL:"C:\SSL\CSIMVS-root-cert.pem":"C:\SSL\CSIMVS-MYUSER-cert.pem"::"C:\SSL\CSIMVS-MYUSER-key.der":A1B2C3D4,MFNODE:CSIMVS,MFPORT:20201 [ccitrace-base] force_trace_on=yes data_trace=yes protocol_trace=yes internal_net_api=yes trace_file_name=ccitrc [ccitcp-base] ssl_display_cipher=yes ssl_display_cert=yes ssl_display_cert_fail_report=yes ssl_display_cert_connection_details=yes ssl_display_options_on=yes ssl_display_destination=c:\SSL\ssltrc.txt
ssl_display_destination には、書き込みアクセス許可がある場所への絶対パスを空白文字なしで指定する必要があります。これは、SSL の使用状況に関するログ情報を含むファイルと場所を定義します。
空白文字を含まないパスの場所に、次を含む ctf.cfg ファイルを作成します。
## MFTRACE configuration file mftrace.emitter.es#level = 99999 mftrace.emitter.textfile#location = c:\SSL\ctf mftrace.emitter.textfile#Format = $(TIME) $(THREAD) $(COMPONENT) $(EVENT) $(LEVEL) :$(DATA) mftrace.level.mf.cci = info mftrace.level = debug
mftrace.emitter.textfile#location には、書き込みアクセス許可がある場所を空白文字なしで指定する必要があります。これは、CTF 出力が書き込まれるフォルダーを定義します。
Enterprise Developer command promptで、MFTRACE_CONFIG 環境変数を ctf.cfg ファイルの場所に設定します。例えば、次のように入力します。
set MFTRACE_CONFIG=C:\SSL\ctf.ctg
Enterprise Developer command promptで mfdasmx.exe または eclipse.exe を開くと、トレースが有効になります。CTF トレースを使用して、SSL メインフレーム接続の問題を診断できます。