ONWSOURCE 関数

目的

CONVERSION 条件が発生したときに処理されていたフィールドのコンテキストの値を、ワイド文字列として返します。

構文

ONWSOURCE()

または

ONWSOURCE

2 番目の構文形式は、ONWSOURCE が BUILTIN 属性とともに明示的に宣言されている場合のみ使用できます。

説明

ONWSOURCE 関数は、CONVERSION 条件が発生したときに処理されていたフィールドのコンテキストの値を、ワイド文字列として返します。

ONWSOURCE 関数は、CONVERSION 条件のために確立された ON ユニットにおいて使用できます。また、CONVERSION の ON ユニット でのエラー修正が失敗すると制御を得る、ERROR の ONユニット のために使用できます。

返される値は、可変長のワイド文字列です。

ONWSRC: PROC OPTIONS(MAIN);

 DCL I     FIXED BIN(15);
 DCL CSTR  CHAR(4);
 DCL WSTR  WCHAR(4);

 ON CONVERSION BEGIN;
     DCL BADSTR  WCHAR(4);
     PUT SKIP LIST("ON CONVERSION TRIGGERED");
     BADSTR = ONWSOURCE();
     PUT SKIP LIST (HEX(BADSTR));
 END ;

 WSTR = '9941004200430044'WX;
 PUT SKIP LIST(HEX(WSTR));

 CSTR =  WSTR;     /* '9941'wx conversion error */
 PUT SKIP LIST(CSTR);
 END;

次のように表示されます。

9941004200430044
ON CONVERSION TRIGGERED
9941004200430044

制限事項

なし。