環境の構成

制約事項: 本トピックは Windows 環境にのみ該当します。

IDE の使用

プロジェクトのプロパティ、またはプロジェクトの依存関係から継承されたプロパティを使用して、IDE 内から環境変数を指定することで、環境を構成できます。

MF370CTL.CFG 構成ファイルの使用

MF370CTL.CFG ファイルには、次の内容の環境変数構成が含まれます。

  • プロジェクト ファイルの場所
  • デフォルトのメモリ サイズ
  • ランタイム仮想メモリ設定
  • Fileshare のパス名
  • 汎用トレース機能 (GTF) の制御
  • デフォルトの SQA メモリ サイズの構成

デフォルトでは、この構成ファイルは %ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Enterprise Developer\bin インストール ディレクトリにありますが、任意の作業ディレクトリにコピーを作成できます。アプリケーションをコンパイルまたは実行する場合、プロジェクトの作業ディレクトリにコピーしたファイルで設定した値は、デフォルトのディレクトリの元のファイルで設定した値をオーバーライドします。

任意の作業ディレクトリに、プロジェクト固有の設定を含む構成ファイルのコピーを作成して、デフォルト値をオーバーライドできます。

注: IDE を使用してアセンブラー アプリケーションを開発している場合、MF370CTL.CFG ファイルは使用しないことをお勧めします。ただし、MF370CTL.CFG を使用する必要がある場合は、プロジェクト プロパティを使用して明示的に指定した設定、またはプロジェクトの依存関係によって適用される設定によって、指定された環境変数がオーバーライドされます。

アセンブラー コンパイラが環境変数を検索する順序

アセンブラー コンパイラは、指定された順序で次の場所の環境変数を検索します。

  1. プロジェクトのプロパティまたはコマンド ラインを使用して IDE で設定した変数。この方法で設定した環境変数は、他の場所で指定した別の値をオーバーライドします。
  2. アセンブラー コンパイラが実行される環境に設定されている変数。
  3. 作業ディレクトリに MF370CTL.CFG ファイルのコピーがあるかどうかを調べます。
  4. Enterprise Developerinstall-dir\bin フォルダー内の MF370CTL.CFG ファイルの値を確認します。
注: SYSLIB 環境変数は IDE 内でのみ設定できます (プロジェクトのプロパティで [Micro Focus > Build Path] をクリックし、[Dependency Paths] で [Assembler Macro Paths] を指定します)。SYSLIB の値を MF370CTL.CFG ファイルから変更することはできません。