DEST 情報の処理

製品インストールの cpylib フォルダーにある spool.cpy のコピーブックには、DEST-NODE ((TAG)-dest-node) および DEST-USERID ((TAG)-dest-userid) の 2 つのフィールドが含まれています。これらのフィールドは、DD カード上の SYSOUT DEST= 文または JES2 /* ROUTE PRINT NODE 文のいずれかの値を保持します。これらと OUTPUT 文の DEST 値の優先順位は異なるため、プリンター出口で使用するオプションを決定する必要があります。

DEST 情報のソースが SYSOUT DEST= 文である場合、spool.cpy のコピーブックの (TAG)-dest-source-is フィールドにはスペースが入ります。値は /*ROUTE PRINT 文から設定され、フィールドには (TAG)-dest-source-is-route の値が入ります。

どの値を使用するかを決めるには、プリンター出口がスプール コピーブックの DEST-NODE フィールドで値を確認する必要があります。その後、次の処理を行います。

値が見つかった場合、出口は (TAG)-dest-source-is が (TAG)-dest-source-is-route に等しいかを確認する必要があります。

  • (TAG)-dest-source-is が (TAG)-dest-source-is-route に等しい場合、出口はデータセットに関連付けられた OUTPUT 文に DEST 値があるかどうかも確認する必要があります。その値がある場合、DEST については OUTPUT 文の値を使う必要があります。
  • (TAG)-dest-source-is が (TAG)-dest-source-is-route と異なる場合、プリンター出口は spool.cpy のコピーブック内の DEST-NODE および DEST-USERID フィールドの値を使用する必要があります。

これらの値を選択する方法の例については、製品インストールの src\enterpriseserver\exits フォルダーに格納されているサンプル プリンター出口 sampprnx.cbl を参照してください。