マージ モジュールおよびインストーラー パッケージ

マージ モジュールは、共有される Windows インストーラー コンポーネントおよびセットアップ ロジックをアプリケーションに提供するための標準的な方法です。

Deployment Toolkit には、マージ モジュール (.msm ファイル) が含まれており、これをアプリケーションの Windows インストーラー パッケージ (.msi) ファイルにマージして Enterprise Server のすべてのコンポーネントを使用可能にできます。さらに、Visual C++ ライブラリをインストールするためのマージ モジュールおよび実行可能ファイル (.exe) も含まれています。Visual C++ ライブラリは、Enterprise Server で Microsoft Visual C++ ランタイムおよび Microsoft Visual Studio 2017 以降を使用して開発されたアプリケーションを実行できるようにするために必要です。

付属のマージ モジュールおよびインストーラー ファイルの名前は、32 ビットおよび 64 ビットの Windows システムでは異なります。

32 ビットの Windows システム用のファイルは次のとおりです。

  • enterpriseserver_60x86.msm - Enterprise Server マージ モジュール
  • enterpriseserver_60x86.msi - Enterprise Server インストーラー パッケージ
  • Microsoft_VC141_CRT_x86.msm - Microsoft Visual C++ ランタイム向けの C/C++ ランタイム配布可能ファイル
  • vcredist_x86.exe - Microsoft Visual Studio 2017 以降向けの C/C++ ランタイム配布可能ファイル

64 ビットの Windows システム用のファイルは次のとおりです。

  • enterpriseserver_60x64.msm - Enterprise Server マージ モジュール
  • enterpriseserver_60x64.msi - Enterprise Server インストーラー パッケージ
  • Microsoft_VC141_CRT_x64.msm - Microsoft Visual C++ ランタイム向けの C/C++ ランタイム配布可能ファイル
  • vcredist_x64.exe - Microsoft Visual Studio 2017 以降向けの C/C++ ランタイム配布可能ファイル
注: Microsoft Visual C++ ランタイムおよび Microsoft Visual Studio 2017 以降を使用して開発されたアプリケーションを実行するために必要な Visual C++ ライブラリがまだインストールされていないシステムにアプリケーションをインストールする場合は、インストーラーに vcredist_x86.exevcredist_x64.exeMicrosoft_VC110_CRT_x86.msm、または Microsoft_VC141_CRT_x64.msm のいずれかを必要に応じて組み込む必要があります。

次に例を示します。

  • アプリケーションのインストーラーが .msi ファイルのグループで構成されている場合は、そのグループに Enterprise Server インストーラー パッケージ ファイル (enterpriseserver_60x86.msi または enterpriseserver_60x64.msi) を追加します。

Windows インストーラーおよびマージ モジュールの詳細については、MSDN を参照してください。