RETURN

制約事項: 本トピックは Windows 環境にのみ該当します。

[label] RETURN (lit1,lit2)

,[T]

,RC=n|(n)

パラメーター

(lit1,lit2)
T
呼び出し元のプログラムで使用する保存領域に対し、制御プログラムにフラグを設定させます。
RC=n
戻りコードを、n で指定する数値に設定します。
RC=(n)
レジスタ保存領域から復元するレジスタの開始値および終了値を 0 から 15 の数値で指定します。この領域は通常、レジスタ 13 によりポイントされます。

説明

戻りコードをレジスタ n の数値に設定します。

指定されたレジスタを復元し、呼び出し元のプログラムに戻します。

lit1 は、復元する最初のレジスタで、lit2 は最後のレジスタです。lit1 および lit2 は、0 から 15 までの値でなければなりません。lit1 が lit2 よりも大きい場合、保存されるレジスタは lit1 から 15 まで、および 0 から lit2 までになります。ただし、レジスタ 15 は常に戻りコードの保持に使用されるため、復元されません。

呼び出し元プログラムがアセンブラーで記述されている場合、戻りコードはレジスタ 15 で取得できます。呼び出し元プログラムが COBOL で記述されている場合、戻りコードは RETURN-CODE で取得できます。

例 1

RETURN (14,12)

レジスタ 13 で指定されるレジスタ保存領域から、レジスタ 14 および 0 から 12 の内容を復元します。

例 2

RETURN (14,12),,RC=0

レジスタ 14 および 0 から 12 の内容を復元し、戻りコード (およびレジスタ 15) をゼロに設定します。

例 3

RETURN (14,12),,RC=(15)

レジスタ 14 および 0 から 12 の内容を復元し、戻りコードをレジスタ 15 の現在値に設定します。