テストの作成

テスト フィクスチャを作成できる単体テスト プロジェクトには、ネイティブ COBOL 用のプロジェクトと JVM COBOL 用のプロジェクトの 2 種類があります。

これらのプロジェクト内にテスト フィクスチャ (COBOL 単体テスト タイプ) を作成し、フィクスチャ ファイル内にテスト ケースを作成します。

各テスト ケース内にテスト対象のコードを直接追加することで、スタンドアロンの単体テスト プロジェクトを作成することができます。ただし、Micro Focus Unit Testing Framework が最も効果を発揮するのは、単体テスト プロジェクトをワークスペース内の別のプロジェクトで呼び出し、コードをソースで直接テストする場合です。

別のプロジェクトで直接呼び出すには、単体テスト プロジェクトのビルド パス ([Properties > Micro Focus > Build Path] または [JVM Build Path > Projects]) でテスト対象のプロジェクトを指定する必要があります。これにより、手続きポインターと CALL 文を使用して、テスト ケースからソース コードに直接アクセスできるようになります。2 つのプロジェクトをリンクするためのその他の前提条件については、「ワークスペースの編成」を参照してください。

ネイティブ COBOL 用のテスト フィクスチャ ファイルを作成する際は、[Create unit test from program] オプションを使用できます。これにより、ソース コードで直接呼び出されるテスト ケースのコーディングをすぐに開始するために必要な構成が追加されます。

テスト ケースは複数の要素で構成されます。これには、セットアップ フェーズ (テスト環境を適切に設定)、テスト自体 (ソース コードで呼び出され、成功か失敗かに基づいてアサーションを生成)、およびティアダウン フェーズ (以降のテストに悪影響を及ぼさないようにテスト実行後に環境を整理) が含まれます。

テスト ケースに関連するメタデータをコーディングできるようにする 4 番目のセクションもあります。ほとんどのメタデータはオプションですが、一部のテスト (データ駆動型テスト) では、メタデータを使用してデータのソースを設定する必要があります。詳細については、「動的なメタデータの使用」を参照してください。