パフォーマンス/可用性クラスターの原理

リージョンとも呼ばれるエンタープライズ サーバー インスタンスは、通常はスケールアップ構成でディプロイされます。コア/vCPU などのハードウェア コンポーネントを追加または交換することで、容量が増加します。コア/vCPU の数を増やすと全体的な容量は増加しますが、スケーリングは線形ではありません。

パフォーマンス/可用性クラスター (PAC) を使用すると、リージョンをスケールアウト アーキテクチャで構成できます。 ではPAC、複数のリージョンが単一の論理エンティティとして連携して動作するため、容量スケーリングの線形性が向上します。分散型のリージョンを利用することで、ハードウェアやネットワークの問題に対する回復力が向上します。したがって、リージョンは SPOF ではなくなり、構成の可用性が向上します。

ユーザーおよびシステムのデータ ファイルが SPOF になる可能性もあります。ファイルをドライブ間で複製して、回復力を向上させることができます。VSAM およびトランザクション ファイルの更新は、複数の物理ファイルの入出力操作で構成されます。ファイル操作の完了を妨げる問題が発生すると、ファイルが破損する可能性があり、複製プロセスによって破損したファイルが伝播されます。可用性およびスケーリングを改善するために、ファイルを RDBMS で管理および保存できるようになりました。


PAC Architecture