cobollink

説明

COBOL アプリケーションをリンクします。

パラメーター

属性 説明 必須
additionaloptions リンカーのコマンド ラインに含めるプラットフォーム固有の追加のオプションを指定します。デフォルトは "" です。 いいえ
apptype アプリケーションをコンソール アプリケーションとグラフィック アプリケーションのいずれとしてリンクするかを指定します。この属性の値は、"console" または "gui"のいずれかにする必要があります。デフォルトは "console" です。
重要: この属性は UNIX でのみ適用され、Windows では無視されます。
いいえ
bindrts アプリケーションを dynamicrts 属性を使用して動的な COBOL ランタイム システムにリンクするときに、現在のランタイム システムにバインドするかどうかを指定します。デフォルトは false です。
重要: この属性は UNIX でのみ適用され、Windows では無視されます。
いいえ
debug true の場合、アプリケーションがデバッグ用にリンクされます。デフォルトは false です。 いいえ
destdir リンクされたアプリケーションが書き込まれるディレクトリの名前。デフォルトでは、現在のディレクトリに設定されます。 いいえ
destext リンカーで生成する実行可能ファイルの拡張子を指定します。指定しない場合、実行可能ファイルか共有オブジェクトかに応じて、Windows では ".exe" または ".dll"、UNIX では "" または ".so" が使用されます。 いいえ
destfile リンクされたアプリケーションの名前。この名前の後に destext 属性で指定した拡張子が付けられます。 いいえ
desttype リンカーで生成するアプリケーションのタイプ。この属性の値は、"exe"、"dll/cso"、"dll"、"so"、"cso"、"shlib"、または "sccso"のいずれかにする必要があります。Windows では、exe 以外の値を指定した場合、いずれもダイナミック リンク ライブラリが生成されます。UNIX では、"dll/cso"、"dll"、"so"、または "cso" の場合は共有オブジェクト、"shlib" の場合は共有ライブラリ、"sccso" の場合は自己格納式の呼び出し可能な共有オブジェクトが生成されます。デフォルトは "exe" です。 いいえ
dynamicrts アプリケーションを動的な COBOL ランタイム システムとリンクするかどうかを指定します。この属性は sharedrts 属性および staticrts 属性と同時に指定することはできません。デフォルトは false です。
重要: この属性は UNIX でのみ適用され、Windows では無視されます。
いいえ
entrypoint desttype="exe" としてリンクするアプリケーションのメイン エントリ ポイントの名前。デフォルトは "" です。 いいえ
errorundefinedsyms 未定義のシンボルが検知された場合にエラーを生成するかどうかを指定します。デフォルトは false です。
重要: この属性は UNIX でのみ適用され、Windows では無視されます。
いいえ
entrypointruntime エントリ ポイントのアドレスを実行時にコマンド ラインから読み取るかどうかを指定します。デフォルトは false です。
重要: この属性は UNIX でのみ適用され、Windows では無視されます。
いいえ
failonerror true の場合、タスクが 0 以外の戻りコードで終了した際にビルド プロセスを停止します。デフォルトは false です。 いいえ
includeCPP 実行可能ファイルに C++ のサポートを含めるかどうかを指定します。デフォルトは false です。
重要: この属性は UNIX でのみ適用され、Windows では無視されます。
いいえ
is64bit true の場合、64 ビット アプリケーションがリンクされます。デフォルトは false です (つまり、32 ビット ターゲット)。 いいえ
linkcommand ターゲットの実行可能ファイルのリンクに使用するカスタム リンク コマンドを指定します。指定した場合、cobollink タスクの他の属性はすべて無視され、指定したコマンドを使用してアプリケーションがリンクされます。デフォルトは "" です。 いいえ
objectdir objectfile 属性を使用して指定したオブジェクト ファイルの取得元となるディレクトリを指定します。 いいえ
objectfile アプリケーションとしてリンクするオブジェクト ファイルの名前を指定します。入れ子の mffilelist 要素が指定されている場合は使用しないでください。デフォルトは "" です。 いいえ
options COBOL リンカーに渡す追加のオプションを指定します。デフォルトは "" です。 いいえ
resfile リンカーのコマンド ラインで使用する Windows リソース ファイル名を指定します。「MyResFile.res」という名前のリソース ファイルの有効な定義は、resfile="MyResFile.res"、resfile="MyResFile"、resfile="Absolute path\MyResFile"、または resfile="Relative path\MyResFile" です。
重要:
  • 相対パスは、「ant」コマンドが開始されるディレクトリから指定する必要があります。
  • この属性は UNIX でのみ適用され、Windows では無視されます。
いいえ
sharedrts アプリケーションを共有の COBOL ランタイム システムとリンクするかどうかを指定します。この属性は dynamicrts 属性および staticrts 属性と同時に指定することはできません。デフォルトは true です。
重要: この属性は UNIX でのみ適用され、Windows では無視されます。
いいえ
staticrts アプリケーションを静的な COBOL ランタイム システムとリンクするかどうかを指定します。この属性は dynamicrts 属性および sharedrts 属性と同時に指定することはできません。デフォルトは false です。
重要: この属性は UNIX でのみ適用され、Windows では無視されます。
いいえ
threadCount 使用する並列コンパイルの最大数。デフォルトは 1 です。 いいえ
threadedrts アプリケーションをスレッドの COBOL ランタイム システムとリンクするかどうかを指定します。デフォルトは false です。
重要: この属性は UNIX でのみ適用され、Windows では無視されます (Windows ではスレッドの COBOL ランタイム システムが常に使用されます)。
いいえ
userEnv ユーザー指定の環境変数を含むプロパティ ファイルの名前。 いいえ
verbose true の場合、追加の情報メッセージがタスクによって表示されます。デフォルトは false です。 いいえ

入れ子の要素として指定するパラメーター

mffilelist
入れ子にした <mffilelist> 要素を使用して、リンクされたアプリケーションに含めるオブジェクト ファイル名を指定します。mffilelist を参照してください。

Program1.exe という名前の COBOL アプリケーションをリンクします。リンクするオブジェクト ファイルは Program1.objProgram2.obj、および Program3.obj の 3 つで、マルチスレッドの共有 COBOL ランタイム システムとリンクします。

<cobollink destdir="${basedir}/bin" destfile="LinkedProgram" desttype="exe" entrypoint="Program1" threadedrts="true" sharedrts="true">
    <mffilelist srcdir="${basedir}/bin" type="objfile">
        <file name="Program1.obj"/>
        <file name="Program2.obj"/>
        <file name="Program3.obj"/>
    </mffilelist>
</cobollink>