ユーザーおよびグループ

ACE は、アクター文字列が現在のユーザーの名前 (存在する場合は、ワイルドカードを使用して含まれる) またはそのユーザーのサインオン グループの名前と一致する場合、または all-groups モードの有効時はそのユーザーが属するグループの名前と一致する場合に、そのユーザーに適用されます。

ユーザーのサインオン グループは、通常は、ユーザーのデフォルト グループとなります。MLDAP ESM Module により、LDAP 属性 microfocus-MFDS-User-DefaultGroup の値からこのグループ名が割り当てられます。オプションで、ユーザーを認証する VERIFY 呼び出しにおいて異なるグループを指定できます。ユーザーがそのグループのメンバーの場合は、そのグループがそのセッションのためにユーザーのサインオン グループとして使用されます。通常、サインオン機能 (CICS CESN トランザクションなど) には、ユーザーがオプションのグループ名を入力するための方法が用意されています。

MLDAP ESM Module 1.6.0 の時点では、ACE におけるアクター名で大文字と小文字は区別されません。そのため、allow:sysad:read のような ACE は SYSAD ユーザーに適用されます。