MFASM

MFASM コマンドを使用すると、アセンブラー アプリケーションを 1 つのステップでアセンブルおよびリンクして、実行可能サブルーチンおよびデバッグ モジュールを作成できます。

構文:

MFASM filename.mlc [option ...][;]

パラメーター:

filename
アセンブラー ソース ファイルの名前
option
アセンブラーのコンパイラ指令

説明:

MFASM で、次のファイルが生成されます。

  • filename.obj - アセンブラー リンカーが使用するオブジェクト モジュール
  • filename.idf および filename.idx - アセンブラー デバッガーが使用するデバッグ ファイル
  • filename.390 - 実行可能なアセンブラー プログラム
次に、最も一般的に使用されるアセンブラーのコンパイラ指令を示します。
  • NOANIM
  • NOLIST
  • BAL
  • AMODE(31)

例:

例 1 - 実行可能プログラムの作成

MFASM test.mlc NOANIM

この例では、不要なデバッグ ファイルの生成を抑制するために、NOANIM オプションも使用されています。結果として生成される実行可能ファイル (この例では TEST.390) が確実に COBOL ランタイムで選択されるように、そのファイルをアプリケーションのその他の COBOL 実行可能ファイルと同じサブディレクトリに移動してください。CALL 時には、COBOL ランタイムは .dll などの拡張子が付いたその他の実行可能ファイルと同様に、.390 ファイル拡張子が付いた実行可能ファイルを検索してロードします。

例 2 - データ テーブルの作成

アセンブラー データ テーブルは、次のように OMF (MOD) 指令を使用して .mod 拡張子の付いたファイルを生成することで作成されます。

MFASM test.mlc OMF(MOD)NOANIM NOLIST

結果として生成される .mod ファイル (この例では test.mod) が、EXEC CICS LOAD コマンドが使用された際に確実にその他の CICS プログラムと一緒にメモリにロードされるようにするために、そのファイルをアプリケーションのその他の COBOL 実行可能ファイルと同じサブディレクトリに移動してください。