WIDECHAR 関数

目的

算術値または文字列値をワイド文字列に変換します。

構文

WIDECHAR(s)

または

WIDECHAR(s, l)
省略形:WIDECHAR は WCHAR

パラメーター

s は算術値または文字列値で、l は正の整数値です。

説明

WIDECHAR 関数は、算術値または文字列値 s をワイド文字列に変換します。オプションで、長さ l を指定できます。まず、s がワイド文字列に変換されます。この文字列の長さは、「データ型変換」の章のデータ型変換の規則によって決まります。次に、l が指定されている場合は、l の長さに合わせて s の右側が切り捨てられるか、空白文字で拡張されます。

DECLARE X FIXED BINARY (15);
DECLARE Y WIDECHAR (14) VARYING;
X = 2;
Y = WIDECHAR(X);
PUT SKIP LIST (HEXIMAGE(ADDRDATA(Y), LENGTH(Y)*2)); /* 002000200020002000200020002000200032 */

制約事項

  • WIDECHAR 関数では、非整列の BIT(n) パラメーターはサポートされていません。
  • -ebcdic コンパイラ オプションでは、WIDECHAR データ型はサポートされていません。