カタログ ファイル

MSS では、カタログ ファイルを使用して、エンタープライズ サーバーで実行される JCL ジョブに必要なデータ セットに関する情報を保持します。カタログ ファイルの名前および場所は、JCL 用のエンタープライズ サーバーを構成する際に指定します。カタログ ファイルが存在しない場合、MSS はエンタープライズ サーバーの起動時にカタログ ファイルを作成します。

カタログ ファイルの場所および名前は、ES Admin の [Server > Properties > MSS > JES ] ページにある [System Catalog] フィールドに表示されます。このフィールドを変更すると、別のカタログ ファイルを使用できます。

カタログ ファイルが破損した場合は、fixcat ユーティリティを使用して再構築できます。

メインフレーム環境との接続を維持するために、引き続き MVS データ セット名を JCL 文と TSO コマンドで使用することができます。ただし、これらの名前は非メインフレーム環境では意味を持たないため、MSS はデータ セットを表すローカル ファイルの名前も必要とします。カタログ エントリには両方の名前が含まれます。

ヒント: Fileshare によってアクセスが制御される場合はサーバー間でカタログを共有できますが、共有しないことをお勧めします。