MVS 制御ブロック

MSS は、問題プログラム状態で動作しているアプリケーションにアクセスできる MVS 制御ブロックをエミュレートします。これらの制御ブロックに格納される情報は、問題プログラム状態で動作しているアプリケーションにとって価値と意味があるものに限定されます。

MVS 制御ブロックは、SSTM のデフォルトのプログラム属性を使用して構築されます。この属性は、メインフレーム方言、AMODE(31) であり、環境変数 MF_CHARSET の値から派生した文字セットです。この変数が設定されていない場合は、ASCII の値が使用されます。つまり、サブブロック領域へのポインターはネイティブ形式ではなく、メインフレーム形式であることを意味します。

制御ブロックは、通信ベクトル テーブル (Communication Vector Table:CVT) の適切なフィールドを参照することにより、MSS でもメインフレーム上と同じ方法でアクセスできます。CVT のアドレスは、メインフレームの場合と同様に、メモリ内の絶対アドレス 16 に格納されます。