ルーティング トランザクション CRTE の使用

付属のトランザクション CRTE を使用して、リモート システムでルーティング セッションを開始できます。ルーティング セッションが確立されると、ローカル システムがリモート システムへのリモート端末として表示されます。このセッションで起動されたすべてのトランザクションは、リモート システムで実行されます。

CRTE を使用したトランザクション ルーティングの実装を次に示します。

図 1. CRTE によるトランザクション ルーティング
Transaction Routing via CRTE

CRTE を使用する場合、ローカルまたはリモート システムの構成 (リンク自体を除く) は必要ありません。次の場合、PCT 定義を作成せずに CRTE を使用してください。

ルーティング セッションを明示的に確立して取り消す必要があるため、追加のサインオン操作を実行する必要があることに注意してください。

ユーザーがサインオンしない場合、作成された代理端末は AOR のデフォルト ユーザーに関連付けられます。トランザクションが実行されると、このデフォルト ユーザーに対してセキュリティ チェックが実行されます。

CRTE の実行中に CESN トランザクションを使用してユーザーがサインオンした場合、代理端末はそのユーザーのユーザー ID を指します。

CRTE は、対話型および疑似対話型トランザクションの両方をサポートしています。PA キーまたは PF キーで起動されるトランザクションは、CRTE で起動できません。