分散プログラム リンクの制限

MSS の分散プログラム リンク機能を使用してリンク可能なプログラムのタイプには特定の制限があります。

次のようなプログラムにはリンクできません。

• 端末制御コマンドを、接続するシステムから MSS に発行するプログラム。
• 端末属性に関して問い合わせるプログラム。
• BMS コマンドを発行するプログラム。
• データ交換コマンドを発行するプログラム。
• TWA または TCTUA に対応するプログラム。COMMAREA を使用してシステム間でデータを渡す必要があります。この操作を行わない場合、予測不可能な結果が起こる可能性があります。
• 同期ポイントを発行するプログラム。DPL は、同期レベル 1 のロジックのみを埋め込みます。接続するシステムが単一または複数のいずれの場合でも、同期要求は接続するシステムすべてに伝播されます。そのため、同期ポイントは、呼び出されたリンクの終点ではなく、必ずシステムから取得してください。そうしないと、予測不可能な結果が起こる可能性があります。

これらの制限の他に、MSS で実行するトランザクションから DB2 にアクセスする場合、DB2 アプリケーション計画へのセキュリティ アクセスが、プログラムを実行するトランザクション ID に基づく点にも注意する必要があります。デフォルトのトランザクション ID は、ミラー トランザクション CPMI、CSMI および CVMI のいずれかになります。DB2 アプリケーション計画の選択性をさらに広げるために、PCT エントリまたは EXEC CICS LINK コマンドのいずれかに代替のトランザクション ID を指定できます。このトランザクションは、ターゲット システムで定義し、ミラー プログラム DFHZCSMI を指し示す必要があります。その他のすべての観点 (セキュリティ属性やタスクの優先度など) では、ミラー トランザクションは通常どおり動作します。